立ち会い出産とセックスレスの因果関係

出産に関する男女の意識は大きく異なります

出産に関する男女の意識は大きく異なります

セックスレスのお悩みの数々。その原因は、本当に人それぞれです。ただ、よくある原因として、「立ち会い出産による、旦那様の萎え」というものがあります。

立ち会い出産については、さまざまな議論があります。夫婦によって、出産や子育てへの意識がまったく違います。私は夫婦ごとに、今後の寝室事情も考慮した上で話し合い、後悔なきように、立ち会うかどうかを真剣に決めるようアドバイスしています。

妻の皆さんは要注意です。夫のタイプによって、セックスレスへの明暗が分かれることは明確な事実です。安易に「そばにいて」と言ってはいけません。

「お産はかけがえない共同作業だからそばにいて励まして」と思う妻……。その気持ちは分かりますが、話し合いのときの夫の反応を、鋭く観察する必要があります。「もちろん!」と大賛成をするタイプと、「なんだか怖いな」と引き気味のタイプに分かれます。

後者はあきらかに立ち合いをしない方がよいかと思います。前者の場合も産後の意見を聞くとさまざまです。

  • 女性の偉大さに感動した
  • 妻ががんばっている姿に胸を打たれた
  • お産の大変さをかみしめて妻を大事にしようと思った
  • 初めて会う我が子を見て涙が出た

など、命を生み出す尊い場面に立ち会えたことを心から喜ぶタイプの男性であれば、今後のためにも、立ち会いをおすすめします。

次の項目では、立ち会い出産後の夫の変化の例をご紹介します。
 

立ち会い出産後の夫の変化

出産場面のとらえかたは、男性によって違います

出産場面のとらえかたは、男性によって違います

しかし、私が運営する夫婦仲相談所に寄せられる産後のセックスレスの悩みは、立ち会い出産をしてから、夫がセックスに前向きになれないという相談が圧倒的に多いのです。

夫からは「妻のあたりかまわず叫ぶ様子が怖かった」「下半身から飛び散る血液が見えてゾっとした」などの声が。冷や汗が止まらなくなった夫、ウグっとなってしまった夫、失神してしまった夫もいます。

立ち会う位置を、女性器が見える側でなく、背中側にして血液などが見えない方に立てばよいという意見もありますが、妻が痛みで苦しむ形相は見えますし、「おしっこが出る、うんちが出る」など普段言わないような言葉をはくこともあります。

「大声で吠える妻が怪物に見えた」とう意見を聞いたこともあります。女性からすると「けしからん!」と憤慨するような事実ですが、出産場面のとらえかたは、男性によって違うことは明らかです。

夫の「性の嗜好」の見極めが大事

夫の「性の嗜好」を、妻がしっかり見極めて!

夫の「性の嗜好」を、妻がしっかり見極めて!

本来、セックスは神秘的なもの。恥ずかしがる可憐な女性がエクスタシーに登り詰める様子を見て燃える男心を、立ち会い出産は少なからず否定します。

脚を開くスタイルも、病院の方々がその間に立って覗き込むシーンも、残っていた便が出てくる場合もあるということも、ぬるりとした胎盤が出てくることも、医師が会陰切開をするシーンも、生々しい臭いや雰囲気が「神秘的な女性の性」の妄想を壊します。恥ずかしがる女性に性的に燃えるというタイプの男性は、絶対に立ち会いはしてはいけないと思います。

そして、産後セックスレスにならないために一番重要なポイントは、夫の性の嗜好を妻が見極めることです。妻が「不安だからそばにいて」「一緒に親になろう」といった言葉で立ち会いを求めると、夫は断りにくいものです。本来は分娩室の外で待っていたいけど笑顔で「いいよ」と答える可能性も大です。その笑顔の裏に隠された不安感を見抜く妻力を持ってください。

夫婦の共同作業としては神聖な場ですが、その後のセックスを継続させたい場合は、夫の性の嗜好を深く洞察しないと、後悔を招く可能性があります。「立ち会い出産してよかった」「親の覚悟ができた」「妻に感謝した」という男性も多数いますが、セックスレスになるかどうか五分五分です。

夫が立ち会いに向くタイプか、向かないタイプか、妻側の気持ちだけを優先しないで、真剣に話し合いを持ってください。大変、重要な寝室問題につながることをお忘れなく。

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