歯・口の病気/歯痛・歯の異常

歯のかぶせものを作り直す原因 Best5!(2ページ目)

歯のかぶせものは、非常に丈夫で耐久性に優れています。そのためかぶせものを外す原因が、実は破損以外のケースが多くあるということはあまり知られていません。よく見かけるかぶせものを外す原因について順番に紹介します。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド


第2位 新しいブリッジの土台に利用するため

セラミッククラウン

本数の多いブリッジも外さなければならないことも多い

かぶせた歯に異常がなくても、外さなければならないケースがあります。連続している歯並びのうちの1本が何らかの原因で抜歯になった場合、残った両サイドの歯を同時に一つの塊で繋ぎ合わせてかぶせる「ブリッジ」を作ることが一般的です。この場合、もし抜歯した両サイドにかぶせものがあれば、それらは一度外さなければなりません。

またすでにブリッジがあり、その土台で使用している歯の隣が抜歯になってしまった場合、さらに長いブリッジを作るために、それまでのブリッジを外すといったケースもあります。


第1位 歯の根の先端にできた病気のため

最も多く見かけるのは、歯の神経を抜いた歯にかぶせものがしてあり、それが数年~数十年経過して根の奥に膿などが溜まってしまったケースです。

この場合治療を行なうためには、かぶせものを外してから根の治療を行なうのが一般的です。根の奥の骨の内部に膿が溜まっていても、症状がないこともあります。このような場合は偶然撮ったレントゲンで、根の先端に黒い影のようなものが写ります。


いかがでしたか? かぶせものはそれ自体が破損して外すケースはまれです。早期に発見すれば、外さずに治療することもできる場合もあるので、定期的なメンテナンスを心がけるようにしましょう。
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