独自のエアフォース サイクロンテクノロジーで、高い集じん力を実現
約15分間吸い続けて集まったホコリ、吸い込みにくい犬の抜け毛もしっかりキャッチしていました
集じん方式は、独自の「エアフォース サイクロンテクノロジー」を採用。1秒間に約10Lの空気を吸引する高速サイクロンでゴミと空気を分離し、吸引力を維持します。ダストボックスにゴミが50g入った状態でも吸引力を持続できるとのこと。そこで、実際に試してみることに! 外から見てダストボックスにほぼ満杯かな? というところまで吸い続けてみましたが、その間に吸い込む力が弱くなったという実感はありませんでした。
ハンドル部分のスライド式スイッチが、運転モードの切り替えボタン
運転モードは「ハイスピードモード」と「ノーマルモード」の2つ。敷き物の上をしっかり吸いたい時にハイスピードモードを利用しましたが、フローリングではノーマルモードで十分という感じでした。ちなみに、集めたゴミをみてみると、ガイド宅は犬が居るため非常に抜け毛が多いのですが、抜け毛は軽くてうまく吸い込めないクリーナーもあるなか、かなりしっかり集めてくれていました。なかなかの集じん力です。
充電時間は約16時間で満充電、ノーマルモードなら最大25分間、ハイスピードモードなら最大15分間の連続使用が可能です。また、排気は前方上方向吹き出しでホコリの舞い上がりを防ぐように配慮されています。
ゴミ捨て&お手入れは「小まめに」がおすすめ
ダストボックスは、女性の手でも片手で持てる程度のコンパクトサイズ
次はゴミ捨てです。ダストボックスはワンタッチでさっと外せます。ゴミ捨てボタンを押すと、斜め下のフタがパカッと開き、ゴミが落ちてくるので、ゴミ袋の中などでやるのがオススメです。ダストボックスは900mlのゴミを溜めることができますが、これだけ簡単にゴミ捨てができるなら、ゴミを溜めずに毎回捨ててる方が、集じん力的にも見た目にもよいでしょう。また、ダストボックスの汚れが気になる時は、まるごと水洗いできるのもうれしい仕様です。
1回の運転でフィルタースポンジがブロックしたホコリ
その他のお手入れは、ダストボックスの上部にセットされているフィルタースポンジを月に1回程度、水洗いすること。フィルタースポンジは1回運転でそこそこホコリが溜まっていました。取り外すのも簡単ですし、スポンジ状なので洗うのも簡単ですので、小まめに掃除をする方がよさそうです。
自立するデザインは、掃除中も収納にも便利!
スタンドなどが無くても、スッと自立するデザインは使い勝手が良い
スッキリとした印象とやや未来的な印象のするデザインは、出したままでも生活感が無い洗練された印象がします。さらに、ガイドが気に入ったのは、スティッククリーナー単体で自立すること。ホルダーなど何かをプラスする必要は無く、本体をヘッドの中心で少し前に倒す感じにするだけで、しっかり自立します。スティック部分の背が高いので少しぐらつく感じはありますが、掃除中にちょっと立て掛けたい時に非常に便利でした。
また、スティック掃除機は、気がついた時にさっと使える場所に置いておきたいものです。本体にプラグを差し込むだけの簡単な充電形態で、ヘッドが置けるスペースさえあれば、廊下の隅や洗面所の隅などどこへでも置けることが、使用頻度を高めてくれるでしょう。
完成度が高く実用的なクリーナー
コードレスクリーナーの中では、集じん能力はかなり高く、コレ1台で平日の気になるホコリは問題なくこなせるレベルでしょう。また、基本性能、取り回し、メンテナンス、デザインなど、全体的にバランスのよい完成度の高いクリーナーで、価格以上に活用できると感じました。欲を言えば、三角ヘッドだけで隙間ノズルなど、細い吸い口がないことが不満点。ちょっとした隙間やソファの背の隙間など、どうしても細いノズルでないと出来ない部分が取り残しとなり、別のハンディクリーナーを出すということに……。次回はぜひ、このあたりの改善を期待したいと思います。