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Adobe Photoshop CS6の驚きの新機能とは(2ページ目)

Adobe Creative Suite 6の画像総合編集ソフト「Photoshop CS6」は、数多くの新機能が搭載されています。その中から主に写真編集やペイントで便利に使える新機能をまとめました。今回の新機能の多くは驚くものばかりです。

土屋 徳子

土屋 徳子

CG・画像加工 ガイド

漫画家としてデビューした後、コンピューターグラフィックに出会う。ソフトの解説書の執筆がきっかけでライターに。いろいろな画像編集ソフトの初心者向け書籍や画像加工のテクニックなどに関する執筆も多数。ライターおよびトレーナー、イラストレーターとしても活躍中。

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痕跡を残さず瞬間移動

「写真のこの部分(ものや人)を、もう少しこちら側に移動するとバランスがよくなるのだけれど...」というときに便利なのが、跡を残さず部分的に移動することができる「コンテンツに応じた移動ツール」です。

芝や草原、ランダムな柄模様を背景にしたオブジェクトを移動させる場合、これまでは細かく選択し、切り抜いて移動させて張りつけても、切り抜いた境界に違和感が残り、修正が必要でした。
中央のニワトリを周囲の草ごと左に移動させる。

中央のニワトリを周囲の草ごと左に移動させる。


そこで新機能「コンテンツに応じた移動ツール」を使って移動すると、背景ごと切り取ることなく、ニワトリがそっくりそのまま移動します。
左上のニワトリを、一回り大きく選択し、「コンテンツに応じた移動ツール」でニワトリを左の方にドラッグ。元いたところはキレイさっぱり、草で覆われている。

左上のニワトリを、一回り大きく選択し、「コンテンツに応じた移動ツール」でニワトリを左の方にドラッグ。元いたところはキレイさっぱり、草で覆われている。


またこの「コンテンツに応じた移動ツール」では、ものや人を「増やす」こともできます。

オプションバーのモードを「拡張」に変更して、増やしたい箇所にドラッグすると選択した部分がコピー&ペーストされるだけでなく、境界周りが背景に自然になじんでいます。
モードを「拡張」にして選択したニワトリをドラッグして増やした例。

モードを「拡張」にして選択したニワトリをドラッグして増やした例。


次のページでは、遠近法やレンズによるゆがみをスッキリ解消するツールを紹介します。

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