我が家の「残念な夫」を「そこそこ合格な夫」にするには?
うちのちょっと残念な夫、どうしたらいい?
「隣の芝生は青い」というけれど、ついやってしまいがちなのが、よその旦那様との比較ではないでしょうか。イマドキ風のファッションを取り入れて、とても40代には見えないオシャレなAさんの旦那様。料理が得意で、毎週日曜は家族に手料理を振る舞うBさんの旦那様。几帳面で、家の中の片づけもやってくれるCさんの旦那様。記念日には必ず妻に花を贈る、マメなDさんの旦那様。それに比べて、ちょっと残念な我が家の旦那様……と、がっかりしている妻の皆様。
どんなに残念な夫でも、それは自分が選んだ結果なのですから、落ち込んでも仕方ありません。上級妻なら、そんな残念な旦那様をちょっとしたコツで「そこそこ合格点な旦那様」に変えることができます。イライラ、カリカリせずに、ゆる~いスタンスとポジティブシンキングで旦那様コントロールするアゲ妻テクを、残念夫のタイプ別に4例、ご紹介しましょう。
「片づけのできない残念夫」に有効な技
脱いだジャケットを床にポイっ、読んだ新聞をソファーの上にポイっ……。片付けの苦手な旦那様にお困りではありませんか? 「ほらまた出しっぱなし!」と口うるさく小言を言うだけでは事態は解決しません。もしかすると、いろいろな物を仕舞う場所が決まっていない、もしくは旦那様が知らない可能性はありませんか? 家の中のどこに何があるかは、主婦の皆様にとって常識。しかし、旦那様もそうだとは限りません。実際は、片付け場所がわからないので、とりあえずそこに放って置いているという可能性もあります。まずはすべての物には「住所」(=片付け場所)を決めて、それを家族全員で情報共有しましょう。
住所を決めてもまだそこに物が「戻されない」場合、住所の決め方が適切でない可能性があります。「玄関を入って、リビングのソファーに座り、そこで休憩した後は寝室に移動する」などの旦那様の主な動線をチェックし、それに沿った置き場所のルールを作れば、ぐっと物を戻しやすくなります。
さらに、それでもまだ物を仕舞えない場合、旦那様用の大きめな物入れをリビングに設置しましょう。そして、とにかく自分の物、使った物はそこに入れることに決めます。このくらいハードルを下げてシンプルな決まりにすれば、箱の中身の整理はどうするかは別にして、とりあえず家の中が散らかるという事態は改善できます。できないことはあきらめ、折り合いの付けられる代案を準備するのが上級妻のテクニックです。
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