これまでになく金の値動きは大きくなっている!
Q いま金価格は一服しているということですね。では、これから金に投資して儲けることはできますか
亀井さん 気を付けてほしいのは短期で儲けるのは難しい、ということ。現物買いの資金の上に投機的な資金が入ってきているのは確か。ファンドによるプログラム売買などの影響で昨年の夏以降、金価格の動きが激しくなっているので、投資に慣れていない人がうまく立ち回るのは厳しいでしょう。 ただし欧米の不景気が終息し経済が成長に向かわない限り、金にお金が流れる傾向は変わりませんから、資産全体のリスクを抑える意味でも投資対象としては有望だと思います。
金自体の価格と為替の行方に注目
Q 今後の金価格の見通しは? 最高値を更新することはあるのでしょうか亀井さん 米国の金融政策しだいで国際金価格は最高値の1900ドルを突破すると予想しています。米国、欧州のほか、新興国の経済もこのところ勢いがありません。そんななか、秋には米国大統領選挙が実施されます。景気を上向かせる必要性からさらなる金融緩和、いわゆるQE3が実施される可能性は高い。またしてもドルの価値が薄まり資金の金シフトが起きるでしょう。
Q 国内の金価格は今後どうなりますか?
亀井さん 国内の円建て金価格は為替の影響が大きいのです。金を輸入品と考えてみてください。円高になれば金を安く買えて、円安になると高くなりますね。日本では円安になるだけで金価格があがるということ。国際金価格が1600ドルでも、円が1ドル125円程度の円安になれば、過去の最高値(1980年1月に6495円/g)を突破します。これまで相対的に安全資産とみられていた円ですが、日本も少子高齢化、累積債務など問題は山積み。この先もずっと円高が続くでしょうか。そう考えると、やはり少しずつでも金をもっておくべきだと思いますね。
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監修/亀井幸一郎(貴金属アナリスト)