ビジュアルと味のギャップに驚くメニューの数々
■ランブルスコ サングリア グラス800円 ピッチャー2500円微発砲赤ワインをつかったサングリアは上品な甘味と酸味のバランスが絶妙。フレッシュのフルーツもたっぷり入って、その爽やかな香りも楽しめます。
■キノコとタレッジョチーズのスフレ 900円
ストウブ鍋に入ったふんわりオムレツにリコッタチーズのムースをのせて食べるというスタイルが新鮮! 常にオリジナルティを追及している原田シェフらしいアイデアです。また、オムレツにたっぷり入っているキノコペーストにはトリュフの香りがプラスされているので、とても贅沢な味わい。さらにまろやかなリコッタチーズのムースが加わることで今までに出逢った事のないハーモニーが生まれています。
■デリカートナポリタン 1300円
ナポリタンというとオレンジを想像しますが、目の前に出てきたパスタはいわゆる白。実は、これ「自分で作るナポリタン、ミュージカルの転換のような白から赤への変化」というのがコンセプト。パスタのうえにのっているトマトペーストを混ぜながらナポリタンにしていくという演出なのです。また、ホールトマトと数種類のスパイスなどで作ったというこのトマトペーストがとても上品で深い味。パンチェッタも大きなザク切りで入っているので、満足感もたっぷりです。
■蒜山ジャージー牛のシアター風ステーキ(L) 2800円
一見アメリカンダイナーで出てきそうなステーキですが、ひとくち食べると肉の柔らかさだけでなく、繊細な味に驚かされます。その秘密はジューシーで濃厚なソース。赤ワインやフルーツをふんだんに使いじっくり凝縮させたソースが赤み肉の旨みを最大限に引き出しているのです。さりげなく添えられている「ニンニクのクレーマー」も、ニンニクを牛乳で煮るというひと手間を加えているので、驚くほど上品な味わい。
ビジュアルこそダイナミックですが、細部にわたって、原田氏の妥協しない仕事ぶりがうかがわれます。