Macに特化した仮想マシン
Parallelsは、どこよりも早くIntel Mac向けの仮想マシン環境ソフトウェアをリリースしたメーカー。その後もMac版の開発を優先する姿勢は変わらず、最新版の「Parallels Desktop 7」では同社における最新技術をふんだんに盛り込んだ製品に仕上がっています。同じ仮想マシンソフトのVMwareと比べても技術革新のスピードが速く、WindowsのAero機能にいち速く対応したのもParallels Desktopシリーズ。ウインドウデザインなどをMac風にする「MacLook」やiPhoneアプリとの連携など、Macとの親和性も高く、最新版ではMac OS X Lionのフルスクリーン機能へも対応しています。
Boot Campで使うより快適な動作速度!
Parallels Desktop 7 の特徴はなんといってもその速さ。特にWindowsの起動がとても高速で、Windows 7ならば約20秒しかかかりません。同じマシンのBoot CampでWindows 7を起動したときは50~60秒以上かかりますので約2倍以上の速度になります(2011年モデルのiMacを使用)。起動速度のグラフ。VMware 、BootCamp、Parallels で比較
とはいっても負荷の高い処理や3DゲームはBoot Campに及びません。しかし、このように高速に起動するため、必要なときにさっと使えるのは非常に便利。ベンチマークソフトの結果も良好です。
Parallels Desktop 7(左)とBoot Camp(右)のベンチマーク比較。Boot Campと比較してもなんら遜色ありません
Parallels Desktop 7はメモリ管理の面でも優れており、仮に仮想マシンに2GB割り当てていても必要分しか使わないため、OS起動だけなら500MB程度しか消費しません。
Mac上のメモリを4GB以上のメモリを搭載したMacなら、他のアプリケーションと併用しても極端に重くなることはなく、不要なメモリを解放してくれる「一時停止」機能とあわせて使いこなせば、仮想マシン特有の重さや操作ストレスをほどんど感じることはないでよう。
→さらにパフォーマンスをアップしてみよう!