男のこだわりグッズ/大人の遊び心とセンスを発揮する

持ち歩きやすさと扱いやすさを両立させた旅持ち茶器(2ページ目)

旅には、茶器を持って行くと、それだけでワクワクした気分が倍増するものです。それがコンパクトに持ち歩けて、実際に使う時には普段使っている茶器と変わらないサイズなら最高です。キハラの「旅持ち茶器」は、そんな誰もがカジュアルに使いこなせる、気軽に旅に連れて行ける茶器です。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

「旅持ち茶器」の美味しい淹れ方

旅持ち茶器05

まず、茶杯にお湯を入れて、茶杯の温めとお湯の温度下げを同時に行う

この「旅持ち茶器」でお茶を美味しく淹れるなら、まず、きちんと沸かしたお湯を、茶杯二つに、ギリギリまで注ぎます。さらに、茶葉を入れた宝瓶に、茶葉全体が湿る程度の熱湯を注ぎます。少し置いて、宝瓶に茶杯に入れたお湯を注ぎます。その状態で、30秒ほど待ってから、茶杯に注ぐと、お湯の量も茶杯二杯にちょうど良く、温度も日本茶にちょうどいいくらいになります。さらに、茶杯が温められているので、より美味しく飲めます。
旅持ち茶器06

茶葉を入れた急須に少しお湯を注ぎ、しばらくして茶杯に入れたお湯を急須に戻す。後は茶杯に注ぐだけ。

宝瓶は、茶こし部分の穴が大きく、茶葉が結構な量、茶杯に入る場合がありますが、そういうのは気にせずに飲む方が美味しい。また、上記の淹れ方だと、宝瓶自体も熱くなり過ぎず、安全にお茶を淹れる事ができます。濃さは好みですし、茶葉の量にも影響されますが、ガイド納富の好みは、1煎目は30秒くらい、2煎目は熱めのお湯を注いで、すぐに茶杯に注ぐくらいです。日本茶の場合、3煎くらいで茶葉を変えると、ずっと美味しく飲めるのですが、抽出時間を長めにとれば、5煎くらいまでは頂けます。

ガイド納富の「こだわりチェック」

旅持ち茶器07

簡単に扱えて、持ち運びも便利という気軽さが魅力

「旅持ち茶器」と言う物の、ガイド納富は、そのへんの散歩に持って行ったりします。保温機能のある水筒にお湯を入れて、この「旅持ち茶器」をカバンに突っ込んで、ふらふらと散歩して、お茶を飲みたくなったら、そのへんのベンチとかでお茶を淹れます。茶杯二つに淹れて、一人で二杯、立て続けに飲みます。面倒なら、宝瓶から直接飲んだりもします。店で買ってきた茶葉を、家に辿り着く前に飲んだりもします。茶葉はビニール袋に入れて持ち帰ります。

そういう事が気楽にできる感じが、この「旅持ち茶器」の良い所。いい感じにカジュアルなのです。宝瓶の蓋の把手が大きくて掴みやすかったり、注ぎ口がシャープで誰にでも注ぎやすいといった、茶器に慣れていない人にも使いやすいデザインも、こういう、安定しない場所でも使いたい茶器として、正しいスタイルだと思います。巾着袋がやや大きめで、茶器を出し入れしやすいのも好感が持てます。マニアの視点からは、もっと小型化に命を懸けたような茶器も好きなのですが、旅に持って行くなら、こういう使いやすさに重点を置いた設計の方が、持って行きたいという気にさせてくれるのです。そういうバランスがとても優れた茶器だと思います。

【関連リンク】
キハラの旅持ち茶器はこちら
もう一つの旅する茶器、副正製陶所「KISSAKI お出かけ茶器セット」のガイド記事はこちら

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