プロ顔負けのフレーミングを自動で行える!?
おまかせオートでもプログラムモードでも「オートポートレートフレーミング」は設定可能。切り替えはオンとオフのみ
撮影する際、被写体をどのようにフレーム内に収めるか? いわゆる構図(フレーミング)の決定はプロフォトグラファーもじっくり考える、写真にとって実に重要な要素。
被写体に対して余裕を持って撮影すると…
そんなフレーミングを自動で行ってくれるのが「オートポートレートフレーミング」です。顔認識機能と超解像ズームの組み合わせで実現したこの機能は、試してみると実に楽しい。
元の写真と同時記録してくれるので失敗も少なく、気軽にプロフォトグラファー気分を味わえます。欲を言うともっと細かな設定ができるとうれしいのですが。
顔認識で主要被写体を浮かび上がらせるように自動フレーミング。背景によって主要被写体は右に寄ったり真ん中に来たりと変わってくる
超解像ズームで標準ズームが超望遠に!?
200mm+全画素超解像ズーム(640mm相当) ほとんど画質が落ちぬまま、約2倍までクローズアップ
最近、コンパクトデジカメでは標準的な装備となりつつある超解像ズーム。通常のデジタルズームとの違いは、フル画素のまま解像感を維持しつつ倍率をアップできることですが、デジタル一眼にもついに搭載されるようになりました。
200mm+デジタルズーム(1280mm相当) ズームするとわずかなノイズが見られるが、約4倍のデジタルズームが可能
標準ズームレンズ「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」装着時で約2倍の176mm相当(35mm判換算)の超解像ズームを実現。さらに画質劣化の少ない「スマートズーム」では、画素数はそのままに約4倍までズームでき、352mm相当の超望遠レンズになるのです。
多彩なピクチャーエフェクトなど魅力満載
シャッターを押しながらカメラを横や縦に振るだけでパノラマ写真を作成できる
ほかにも11種類のピクチャーエフェクトやカメラを振るだけでパノラマ写真が完成する「スイングパノラマ」、6枚の画像写真を合成して手ブレやノイズのない夜景写真が撮れる「手持ち夜景モード」など、実用的な機能が目白押し。すべてをご紹介できないのが残念。
これらの画質は「
ソニー α57 実写画像」を参考にしてほしい。
まさに最強の動物園カメラ。もちろん人間もバッチリ
動きの激しい被写体も高速連写&高速オートフォーカスで確実に捉えます!
実写画像を見ていただければ分かると思いますが、ズーム一眼やデジタル一眼の撮影テストでは上野動物園をよく利用しています。
動きが早く、さまざまな表情を見せる動物たちはまさに被写体として打ってつけなのですが、従来のデジタル一眼では「展示室が暗い」「動きが速すぎる」など、撮影が難しかった被写体もα57はバッチリ撮ることができたのです。
シングルズームキットの内容
これは高速AFや超解像ズームの採用はもとより、光学式ファインダー特有の画像消失がなく、ずっと被写体の表情を液晶ビューファインダーで追い続けられることもポイント。
もちろん動物がOKなら、人間だって被写体としてバッチリ追っかけられるはず。スポーツやアウトドアレジャーなど、アクティブな撮影が多い人にぜひともお勧めしたいモデルです。
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ソニー α57