古着を着こなす一番のコツとは

古着のメンテナンスとは、汚れや寸法を画一的に直すということだけではなく、そもそも自分の着物ではないものをいかに自分のものにしていくのかという作業をするということです。逆に言えば、それが古着を着こなすための最大のコツでもあって、「他人のモノであったものをどこまで自分のものに近付けられるか」ということがどれだけ上手くできるかがその成功のカギを握っていると言っても過言ではありません。

例えば今回の長襦袢と着物の寸法の兼ね合いのように、たとえそれがきっちりとした寸法でなくとも、必要なところはきっちりと直し、他のところはそのままでというような妥協点を見つけ出す。そうした知恵こそがお下がりやリサイクルの着物をうまく活用するためには必要なことでもあるのです。

そしてそれにはやはり、経験豊富なプロの知恵を借りるのが一番の早道と言えます。そうは言っても、「お店に入ったら新しいもの買わなくちゃいけないのでは?」というのがどうしても気になるところ。その点についてお店の方にたずねてみると、「相談だけでもかまいませんので、どうぞおいでください。その場で分からないことなどはどんどん聞いて。まずは着物を楽しんで好きになっていただくことが肝心ですから」。

そう、お店に入って「買わされる感」に圧倒されているだけでは、せっかくの着物に対する興味が薄れていくばかりです。勇気を出して、人生相談をするがごとくに、相談してみる。そうすればきっと着物のプロ達が心強い味方になってくれるはずです。そしてなによりあなたの着物ライフを組み立てるプランを真剣に練ってくれるお店に巡り合えれば、着物を着るという楽しみがさらに大きなものになっていくに違いないと思うのです。


ファッションとしての「きもの」を意識した上品な品揃えが光る

ファッションとしての「きもの」を意識した上品な品揃えが光る

【取材協力】
東京ますいわ屋 銀座並木店
住所:〒104-0061東京都中央区銀座6-7-18
電話:03-3569-0095
営業時間:11:00~19:00

※記事中の価格は、すべて2012年4月現在のものです


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