Mac OSの使い方/おすすめソフトレビュー、使い方

MacでWindowsを快適に使おう!VMware Fusion 4(2ページ目)

仮想マシンの代表格である「VMwaer Fusion 4」なら、安心かつ快適にMacでWindowsを使うことができます。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

“仮想マシン”は遅くて使い物にならないのでは?

「仮想マシン」は仮想的なものですから、Boot CampでWindowsを使う場合と比べて遅い印象がありますが、そんなことはありません。

主な計算処理についてはインテルの“VT”という技術によってMac内蔵のプロセッサーに直接アクセスするため、ほぼ実機で使う場合と同等の速度で動作し、ベンチマークソフトを使ったテストでは実機を上回るスコアがでることもあります。
速度比較

左は仮想マシン上でベンチマークソフトを動作させた結果。右は同じMacをBoot Campによって動作させた場合のスコアです。グラフィック以外は実機より高速な値が出ています


また、仮想マシンでは仮想で50GBのハードディスクを作ったとしても、Windows 7の初期状態で、8GB程度しか消費しません。そのあとも使用量に応じて増減するため無駄もなく、ややメモリ消費量が大きいアプリケーションを使うくらいの感覚で利用できるのです。
ハードディスク消費量

ハードディスクの仮想マシン上でのサイズとMac上でのサイズの比較。空き容量部分でMac上のハードディスクを消費しません



仮想マシンの作成方法

VMware Fusionでは初心者向けに「新規仮想マシン アシスタント」という画面に従って仮想マシンを作成できるようになっています。Windowsのインストールディスクとプロダクトキーがあれば、ほとんど迷うこと無くインストールできるでしょう。

【操作手順】
  1. 以下の画面が出たら、Windowsのインストールディスクを挿入して少し待つ
  2. ファイル - 新規

    ファイル - 新規… で表示される画面

  3. 「続ける」をクリックし、“新規仮想マシンの作成”画面では「このオペレーティングシステムをインストール をクリックし、「続ける」をクリック
  4. Windows簡易インストール”画面では、パスワードとプロダクトキー、Windowsのバージョン(エディション)を選択します
  5. 統合”画面では、Windowsをどのように使うかを選択します。なれないうちは「より分離」を選んだほうがわかりやすいでしょう
  6. VMware Tools のダウンロード”画面では、「ダウンロード」をクリックして仮想マシン用のドライバをダウンロードしておきます。
  7. 終了”画面がでたらほぼ設定は完了。「終了」をクリックすると仮想マシンの保存先を聞かれるので指定します。「設定のカスタマイズ」をクリックすると細かく設定を変更できます。
  8. 最後に、仮想マシンの保存先を指定すれば、すぐにインストールが始まります。簡易インストールを選択している場合は、インストールが完了するまでMacを操作する必要はありません。
インストール中の画面

Widows 7のインストール画面。このあとデスクトップが表示されるまで操作不要です


→ スナップショットを活用しよう!
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