広角に強いLUMIX DMC-LX5
パナソニックのLUMIX DMC-LX5をお勧めします。私は一つ前の DMC-LX3 を愛用してますが、コンセプト自体は不変で、高感度ノイズ低減など品質向上した後継機種が DMC-LX5 なのです。28mmのデジカメが増えた中、DMC-LX5は24mmと一層の広角であり、専用のワイドコンバージョンレンズを装着すれば18mmの超広角撮影が可能になる点が、お勧めの最大の理由です。
レンズアダプターも含め金属で作られており、手に馴染む質感からカメラを所有する喜びを感じさせてくれます。オプション部品は硬質プラスチックで済ませるメーカーが多い中で、ライカの意向かなと勘ぐってしまう程のこだわりです。
第二の理由はF2という明るいレンズです。コンパクトデジカメで画質にこだわるなら低感度で撮影する必要がありますが、それには十分な明るさのレンズが必要になります。F2.8以上が欲しい所ですが、F2なら十分過ぎる程です。(F値は小さい方が明るくなります)
第三の理由はマルチアスペクトです。写真の縦横比にはコンパクトデジカメの3:2の他、一眼に多い4:3や、パソコンや地デジテレビの16:9があります。普通のデジカメで縦横比を変更すると、一部をトリミングして切り出すので画素数が減って画質が悪化しますが、マルチアスペクトなら同じ画質のまま縦横比を切り替えられるのです。
マルチアスペクトを活用したのが上の写真です。青海島(山口県)の観光名所「海上アルプス」は、あまりにも雄大な景色で、18mmの超広角にしても、点在する小さな島々が入りきらなかったのです。そこで地デジと同じ 16:9 に切り替えた所、左右が広がってぎりぎりで入りました。マルチアスペクトなら、このように撮影範囲を調整する事も出来るのです。
■パナソニック LUMIX DMC-LX5
■1/1.63型CCD 総画素数1130万画素 有効画素数1010万画素
■焦点距離:24-90mm(35mm換算) F値:F2.0-F3.3
■マルチアスペクト<4:3, 3:2, 16:9> 1:1切り出しも可
■URL:http://panasonic.jp/dc/lx5/