子育て事情/子育て事情関連情報

「ママ友」なんていなくてもいいじゃない(2ページ目)

新入園、新入学、新学期開始から2ヶ月が経過しました。参観や保護者会、遠足や、早いところではPTA総会や運動会なども終わり、子どもも親も新しい環境に落ち着いてきた頃合い。おもむろに本格化する「ママ社交」に不安を抱く皆さんに捧げます。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

同じ属性のママたちが問題に直面するのは……

往々にして。これは「幼稚園ママ(友)」に限ったことではなく、ある輪切り的なセグメントにいるママたちに起こりうることなのですが……。例えば、「ママである」という属性自体に加え、「同じ幼稚園」「同じ区内(地域)」「同じ病院で産んだ」等々の共通項を大事な縁に、ママたちはつながり合います。まあ、そのこと自体にも、実のところ何の問題もありません。

でも、その後。その共通項を逸脱する、なにかしらの「違い」が発覚した時が問題なのです。その「違い」に対して、ママたち(自分自身)がどう反応するのか? ママ関係の肝はここにあります。「違う」こと自体はそんなの当たり前で、気にするほうがおかしいという感受性は、ずばり健康。でも、その「違う」が受け入れがたい感受性があります。「違う」という事実だけから過剰に阻害される意識をもつ感受性があります。

「違う」その何かが、際立って感じられる心理状態があるのです。おそらく何かしらの「問題」に直面した経験のある人なら、直ぐにその「違う」ことが齎(もたら)してしまった影響について思い当たることがあるのではないでしょうか。

例えば、
  • 復職しようと思っている(予定がある)
  • 職業学校に通おうと思っている(通っている)
  • 実はすでに仕事をしている
  • 資格のための自学をしている

このような主に「仕事」絡みの「違う」は、容易に地雷化しやすいもの。ですから、注意深く「ママお茶」の席では自分のことを黙っているママもいます。でもそんな話が誰かの耳から口に移り、悪意交じりに広まりやすいのも、また、現実だったりするのです。


>> ママ同士の「違う」は「脅威」になり得る
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