■旭化成ホームズをもっと理解するためのポイント
- ロングライフ住宅体験ツアー
- 「街かどヘーベルハウス」
- 住宅総合技術研究所
築年数が経過した住宅の満足度もわかるバス見学会
戸建て注文住宅を希望する方にとって、最初に見学する場所となるのは多くの場合、モデルハウスだと思います。しかし、モデルハウスだけでは実際の住み心地や性能、技術など詳しいことはわかりづらいものです。ですから、ハウスメーカーの多くが現在、「バス見学会」を実施しています。バス見学会では施工中の建物や新築住宅を見て回るのが一般的です。そうした見学会のスタイルをいち早く確立したハウスメーカーの一つが旭化成ホームズです。
さらに特徴的なのは、築後20年以上などある程度時間が経過した住宅を見学ルートに組み込んでいること。高い構造体をベースに「ロングライフ住宅」をうたう以上、築後年数が経った住宅であっても、ユーザーの高い満足度を得続けていなければいけません。
そうしたユーザーの満足度や実態をわかってもらえるよう、バス見学会に早くから築年数の経過した住宅を組み込むことに取り組んでいるのです。旭化成ホームズでは、このようなスタイルのバス見学会を「ロングライフ住宅体験ツアー」と呼称しています。
旭化成ホームズのもう一つの代名詞というと二世帯住宅を含む「都市型住宅」です。ただ、都市型住宅は敷地が狭くなりがちなこと、法規制など建築条件が厳しいことが一般的です。そうした点にどのように工夫しているかを知るには、住宅展示場のモデルハウスを見学するだけではわかりづらいものです。
そのため、旭化成ホームズでは都市部の市街地の中にモデルハウスを建てる「街かどヘーベルハウス」の取り組みを行っています。この建物は一定期間、モデルハウスとして活用した後、分譲住宅として販売するものです。
リアルサイズのモデルハウス「街かどヘーベルハウス」
ここを訪れる一番のメリットは建物がリアルサイズであり、分譲販売するため仕様や設備が同社の平均的な建物と同等クラスである点。要するに、私たちにとって今後の住まいづくりのヒントになる要素が詰まっているということです。近年、同様の取り組みをするハウスメーカーが増えてきましたが、旭化成ホームズが特徴的なのは二世帯住宅の街かどヘーベルハウスも用意していること。二世帯住宅は、ユーザーニーズが少ない分、分譲住宅として販売する場合、売りづらいというケースがあるのですが、そこに果敢にチャレンジするのが二世帯住宅の生みの親である同社なのです(数はそれほど多くはないようですが…)。
ところで、私が皆さんにぜひ見ていただきたいと思っているのが「HH2015」という建物。住宅総合技術研究所(静岡県富士市)にあるのですが、ここでは2015年の実用化を目指した旭化成ホームズを含む旭化成グループの最新の研究成果を見学できる施設なのです。
例えば太陽光発電システムだけをとっても、国内外の様々なメーカーの素材が見られますし、省エネや節電を可能とする様々な取り組みも展示されています。旭化成グループが得意とする医療分野やIT分野、旭化成ホームズが得意とする住宅分野を融合した取り組みもみることができます。
もちろん、研究所内にある建物ですからいつでも見学可能というわけではありませんが、研究所が公開されるタイミングに、もしかしたら皆さんの目に触れる機会ができるかもしれません。
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