セキスイハイム 「商品」のポイント
- 「快適エアリー」&「空気工房」
- 健康配慮仕様「ドクターズ・エア・モデル」
- 子育て支援提案「かげやまモデル」
ハイムは鉄骨系住宅の中ではトップレベルの気密断熱性能を誇ります。一方、ツーユーホームはツーバイフォー工法が採用されていたのですが、近年はより構造強度や断熱性能が高いツーバイシックス工法の「グランツーユー」が主力となっています。
このような二つの商品の基本性能をベースに、さらに省エネと経済性、快適性を兼ね備えた空調システム、太陽光発電システム、高効率給湯器、HEMS、家庭用蓄電池などを組み合わせたスマートハウス仕様「スマートハイム」の提案を行うが、現在のセキスイハイムの主なスタイルです。
特徴の一つが独自の24時間全館空調システム。ハイムでは「快適エアリー」、ツーユーホームについては「空気工房プラス」がそれにあたります。いずれも床下空間を含めた高い気密断熱性能がベースとなります。
システムを簡単に説明すると、1階の床下から暖かい空気を室内に送り込むもので、上下階の温度差が少なくなるのが特徴です。夏場も同様。これにより健康に害のあるヒートショックの発生を軽減できる効果があります。
温熱環境にとどまらず、空気質の改善にも効果が。換気システムに組み込まれた高性能な除塵・花粉フィルターが花粉99.9%、粉塵96.0%、化学物質80.0%、カビ菌96.0%をカット。除湿効果も高く常にさわやかな室内環境を保てるといいます。
評価が高い子育て配慮仕様「かげやまモデル」
このような室内環境をベースに最近アピールを強めているのが、健康配慮仕様の「ドクターズ・エア・モデル」。「快適エアリー」&「空気工房」を導入した住まいの健康効果について、医療関係者の評価を受けたもので、10の健康サポートメニューを備えたものです。「かげやまモデル」の提案の具体例。対面キッチンとダイニングテーブルのそばにデスクを配置することで、子どもは親に見守られながら学習や読書をすることができ、かつそれを習慣とすることができる(クリックすると拡大します)
特徴は子供が学習や親のお手伝いをしやすい状況を、住宅の間取りの中で作り出すこと。例えばダイニングキッチンのそばにカウンターデスクを配置することで、家事をする親に見守られながら子供が学習しやすくなります。
また、LDKの中や階段室、トイレといった住宅のあらゆるスペースに本棚を設けることで、子供が自然に読書に親しむ環境が作り出せます。収納も同様で、子供の遊び場に近いところに設置することで、片付けの習慣を身につけやすくするという配慮も。
「かげやまモデル」の優れているところは子育てに限定されない点です。2階の子供部屋は子供が幼い頃(新築当時)は仕切りのない一つの広い部屋に、独立心が芽生えてきたら稼働間仕切りで独立した二つの部屋に分けるなどといったことです。
子供が巣立ったら元の広い部屋に戻し夫婦の趣味の部屋として活用するなどといったことも可能です。こうした仕組みは、長期優良住宅の「可変性」 と合致するものです。
■セキスイハイムのほかの記事も読む
〈特徴〉 スマートハウス供給の先駆者
〈耐震〉 高い耐震性を支えるユニット工法
〈環境〉 「スマートハイム」で業界をリード
〈商品〉 居室の温熱・空気環境にも配慮(本記事)
〈見どころ〉 信頼の裏付けを確認できる工場見学会