セキスイハイムには、鉄骨系の「ハイム」と木質系の「ツーユーホーム」という二つの商品体系があります。いずれも工場で躯体の大部分を生産する「ユニット工法」というスタイルを採用しています。ここでは、その耐震性を中心に特徴をご紹介します。

■セキスイハイム 「耐震」のポイント
  • ユニット工法を採用
  • ハイブリッド耐震「GAIASS(ガイアス)」
  • ツーバイシックス工法(木質系)

高い施工品質と短工期を実現するユニット生産

ユニット

セキスイハイムの住宅はユニットという「箱」として生産される。外壁材や内装材、設備機器などがあらかじめ工場内で取り付けられるため、現場施工の期間が短いのも特徴の一つだ(クリックすると拡大します)

「ハイム」の耐震性を説明するには、このユニット工法を無視して語れません。ユニット工法ではまず柱と梁、土台となる鋼材を溶接。出来上がった骨組みに外壁材や断熱材、床材、サッシなどの設備や部材までを設置して、いくつかのパーツ(ユニット)を生産します。

一般的な大きさの建物なら十数個のユニットで構成されるのですが、これを施工現場でつなぎ合わせるスタイルをとります。ですので、セキスイハイムの場合、施工期間が非常に短い(平均60日程度、基礎工事は除く)という特徴もあります。これは木質系でも共通しています。

さらに、構造躯体を構成する四面体の鋼材はしっかりと溶接され、それが複数個あつめられるので、地震の揺れをしっかりと受け止めることができます。これを「ボックスラーメン構造」といい、高層ビルなどに使われる構造を応用したものです。

独自の耐震技術 ハイブリッド耐震「GAIASS(ガイアス)」

これらの特徴は、ハイブリッド耐震「GAIASS(ガイアス)」と呼称されています。「粘り抵抗型」と「強度抵抗型」の2種類の構造を組み合わせたことをいい、溶接の精度など工場生産による安定した品質に裏付けられています。制震装置などを取り付けるハウスメーカーもありますが、同社の場合はこのGAIASS(ガイアス)で十分に耐えられるとの判断があるようです。

工場見学会などでは、ユニットの構造躯体をクレーンで10メートルくらいの高さまでつり下げて、それを落下させるという実験を行うことがあるのですが、躯体のゆがみがほとんどないレベルだということです。

実験

工場見学会などでは、ユニットの骨組みを宙にぶら下げ、それを落下させて構造の強度が高いことを確認できる豪快なイベントも開催している(クリックすると拡大します)

一方、木質系の「ツーユーホーム」は、いわゆるツーバイフォーの考え方を工場で生産するユニット工法に取り入れた住宅です。現在は、ツーバイフォーをより強化したツーバイシックスの「グランツーユー」シリーズが木質系では主力です。

こちらも、工場内で木材を加工した上で、鉄骨系と同様にユニットが生産され、施工現場でつなぎ合わされるスタイルとなっています。ツーバイフォーは柱や梁による点と面ではなく、面と面で構造体の強さを確保するのが特徴ですが、ツーユーホームも基本的にはこれに準じており、地震の激しい揺れにも耐えられる耐震性を確保しています。

特に「壁倍率」の点で特徴があります。壁倍率とは、建物を支える耐力壁の強さを表す単位で、数値が高いほど高強度。一般的な木造軸組住宅の場合、筋交い1本では壁倍率が2.0なのに対し、グランツーユーは標準仕様で4.5になるといいます。これは耐震性だけでなく、設計の自由度をアップするのにも効果があります。

いくらいい部材を使用していても、その性能や品質にムラが出ては安心できません。施主の住宅に決められた性能や品質を確実に実現できる点にユニット工法の良さがあり、それが鉄骨系、木質系ともにいずれにも共通することなのです。


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