セキスイハイム 基本データ(2017年度)
- 本社 大阪市北区、東京都港区
- 創業 1947年(昭和22年、積水化学工業)
- 事業内容 注文住宅事業、分譲住宅事業、賃貸住宅事業、リフォーム事業など
- 営業エリア 沖縄を除く全国
- 売上高(住宅事業のみ) 4978億円(※積水化学工業売上高 1兆1074億円)
- 総販売戸数 10820戸
- 主な関連会社 セキスイハイム販売会社各社、セキスイファミエス各社(リフォーム会社)、セキスイハイム不動産各社、セキスイインテリア、セキスイエクステリアなど
セキスイハイムについて知っておきたい三つのポイント
(1)「ユニット住宅」による高品質・高性能住宅を供給
工業化(プレハブ)住宅でも、特に工場生産の割合が高い「ユニット住宅」であることが最大の特徴。これは住宅をいくつかの箱のようなかたちに分割し、その内部の内装や建具、配管・配線などを工場内で行い、施工現場で組み合わせるものです。高い品質が実現でき、それに基づく性能をベースにスマート技術のノウハウを盛り込むことで、省エネ性や経済性を両立した住まいづくりを行っています。(2)ユニット工法による鉄骨系と木質系の2種類
・鉄骨系ユニット住宅=「ハイム」シリーズ パルフェ(フラット屋根)・ドマーニ(勾配屋根)、「デシオ」(3階建てシリーズ)など・木質系ユニット住宅=「ツーユーホーム」シリーズ グランツーユー(2×6工法)など
※上記商品体系をベースに、スマートハウス仕様やZEH仕様、エネルギー自給自足、二世帯などの各種仕様などを展開。
(3)太陽光発電No.1からスマートハウスNo.1へ
太陽光発電システムの搭載を業界に先駆けて開始したのがセキスイハイム。近年はスマートハウスの分野でも住宅業界のトップランナー的な存在となっています。・太陽光発電システム搭載住宅 累計18万2781棟(2017年3月末時点=ギネス世界記録)
・HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)搭載住宅 累計40620棟(2017年3月末時点)
・家庭用蓄電池搭載住宅 累計12544棟(2017年3月末時点)
ここからはセキスイハイムの最近のトピックスを三つご紹介します。
エネルギー自給自足を実現する「スマートパワーステーション」
鉄骨系の主力商品で、独自の屋根システムにより10kw程度の大容量太陽光発電システムを搭載できることが特徴です。これに加え、家庭用蓄電池、HEMSなどを組み合わせ、「エネルギー自給自足」に近い暮らしをできるようにしていることもポイントです。2017年7月には、寄棟タイプの屋根を採用し小屋裏空間の活用を可能とした「GR」、2018年4月には大容量太陽光発電システムにV2H(Vehicle to Home)システムを組み合わせ、さらにエネルギー自給自足に近づけた新型「FR」など、商品ラインアップを充実させています。
子育て世帯向けの「グランツーユーV」
木質系商品で、子育て家族など若い世代を対象とした商品です。セキスイハイムの住宅は平均すると3000万円を超える価格ですが、この商品は建物価格2000万円台前半という思い切ったコストダウンに踏み切っていることが何よりの特徴です。一方で、2×6材という2×4より耐震性や断熱性が高い素材を使用していることも注目点です。太陽光発電システムなどはオプションとなりますのでご注意を。
家庭用蓄電池&V2Hの搭載を積極化
太陽光発電システム搭載などのスマートハウス化は今、ハウスメーカーだけでなく住宅業界全体のトレンドですが、セキスイハイムではそれをさらに一歩進め家庭用蓄電池とV2Hの導入を積極的に進めているのも特徴です。家庭用蓄電池があることで、太陽光発電システムで発電した電力を貯め、経済的に生活できるほか、災害時の非常用電源としても活用できます。V2Hは電気自動車と住宅の間で電力のやり取りができるようにしたもの。電気自動車は家庭用蓄電池より大容量の蓄電が可能であり、家庭用蓄電池が持つメリットをさらに拡大することができます。
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