お金を貯める体質改善ノート/お金を貯める体質改善ノート

子どもの教育費1000万円をどう準備したらいい?(2ページ目)

3月に入り、卒業、入学のムードが高まっています。立派に子どもを進学させている家庭を見ていると「どうやって進学費用を準備しているの?」「我が家も数年後には進学資金を準備できるかしら?」などと思う人もいるでしょう。今回は人生の3大支出の一つ、教育費に焦点をあて、お話しします。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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コツコツ貯蓄には終身保険がおすすめ

卒業、進学~教育費を準備する方法を知りたい

資金作りには「しくみ」も大事。保険、財形、積立、いろいろな方法がありますが、それぞれの利点、欠点も理解して。

コツコツ貯蓄をするには、普通預金の口座に残ったお金を貯める、というやり方だとつい使ってしまう危険性もありますので、簡単には使えない方法を考えましょう。

こども保険が手っ取り早いのですが、実はよくある「こども保険」、掛け金に対し満期時にはいくら受け取れるのかをきちんと吟味しないと、元本割れする商品もあります。また、不要な保障をつけて貯蓄性を下げてしまうことになりかねない場合もあります。

私がベストだと思うのは「低解約返戻金型の終身保険」。貯蓄と保障の両方を兼ね備えるための保険で、掛け捨てではありません。一生涯の死亡保障を得られます。払い込み終了後も解約せずに預けておくと、解約返戻金に普通預金より高い利息がつき、お金が増えていくのも特長ともいえます。お金は解約しないと手に入らないので「お金を隔離する」効果もあります。ただし、保険料払い込み期間中に解約すると通常の終身保険よりも返戻金が目減りしてしまうので中途解約する可能性が高い人には向きません。

1000円からできる財形・積立貯金も一つの方法です

会社内で、または取引金融機関で「積立貯蓄」や「財形貯蓄」を利用する手もあります。これらは教育費に限らず、積立口座へと自動的に積み立てができたり、財形の場合はお給料から天引きで貯められていくので、貯金全般の手立てとしていいと思います。特に、財形は普通の定期預金金利よりも利回りがやや有利なので、利用できる方にはお勧めです。

また、様々な銀行などで取り扱っている「積立定期」もよいですね。毎月口座から自動引き落としと同じ感じ要領で定期預金に積み立ててくれるので、これも効果的なお金を貯めるための仕組みの一つです。銀行によっては1000円から貯めることができます。

どうしても貯められなくても焦らない!

コツコツ貯めなさいという話をしてきましたが、子どもがある程度大きくなってから教育資金の準備を考えた人も、間に合わないと焦ることはありません。教育資金不足を補うためには、教育ローン(国の教育ローン、金融機関の教育ローン)や奨学金の利用も視野に入れることが可能です。

奨学金の利用は、経済情勢が悪いこと、なかなか返済されないことから、利用できない人も増えているとは言いますが、やはり教育費を補うものとしては頼りたいものです。奨学金は子どもが借りて子どもが返すものです。入学金などに利用できるものもあったり、地域で独自に扱う奨学金では地域で決められた年数を働けば、返済は不要となるものもありますが、何と言っても子ども自身が「お金を借りて(または援助してもらい)学校に通っている」と思えることで、学業に責任を持つようになれるのではないかと思います。

お金が必要となる教育費。でも、気負わずゆっくりコツコツと準備し、間に合わなければほかの手段も検討できると考えて、気持ちにゆとりを持たせましょう。数年後のこの季節、笑顔で子どもと卒業式に向かいたいものですね。
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