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子どもの教育費1000万円をどう準備したらいい?

3月に入り、卒業、入学のムードが高まっています。立派に子どもを進学させている家庭を見ていると「どうやって進学費用を準備しているの?」「我が家も数年後には進学資金を準備できるかしら?」などと思う人もいるでしょう。今回は人生の3大支出の一つ、教育費に焦点をあて、お話しします。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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人生の3大支出……教育費はいくらかかる?

人生の3大支出は、「教育費」「マイホーム」「老後資金」。
卒業、進学~教育費を準備する方法を知りたい

教育費は人生の3大支出の1つ。でもゆっくり準備できるので、今からコツコツ行きましょう。


その中の「教育費」は、一般的に「子ども一人につき1000万円」などと言われます。これは幼稚園から大学までの平均的な費用ですが、習い事も塾も何もなしで、すべて国公立一筋で進めば、幼稚園~大学で500万円強ですむことになります。

しかし子どもにお金をかけやすい仕組みが出来上がっている現代ですから、将来のために習い事や塾に通わせたいと思うのが普通かもしれません。また、金銭面からいうとすべて公立に通ってほしいと計画しても、思うように進学できず、私立の学校に入学することもあり得ます。こう考えると、子ども一人に1000万円というのは、想定しておくべき現実的な金額かもしれません。

1000万円、準備できる自信がない人はどうする?

1000万円と聞くと「我が家で用意できるのかな?」「いまも赤字なのに絶対無理」などという不安になりますよね。このせいで子どもを作らないカップルも増えているようですが、実際にはそこまで恐れる必要はないのです。教育資金は、マイホームのように一度にお金が必要になるわけではありません。分散して少しずつ支払うわけですから、貯めるスピードもゆっくりでいいのです。子どもが進学するタイミングは、その子が生まれた瞬間にわかります。だから、必要な時までに計画的に貯めていくことも可能なのです。

「貯まる仕組みづくり」で何十年でも続けられる

計画的に、コツコツと、などという貯金ができれば苦労はないとよく言われますが、実はそんなに難しいことではありません。要は「仕組みづくり」。仕組みさえ作ってしまえば、何年でも、何十年でも続けられます。それでいて、バカにできない効果があります。

例え月1000円でも、18年間毎月1000円貯めることができれば21万6000円になります。毎月は少額でも、時間の力でこれだけ貯まるのです。これを2000円にすることができたら、または3000円にすることができたら……。効果は2倍、3倍となるのです。「1000円しかないからダメだ」とあきらめるのと、「1000円でもいいから、コツコツ貯めよう」と思うのでは、ついてくる結果が全然違いますね。

また、結果がついてくると貯めるのが楽しいという気持ちにもなります。これは「貯蓄力」もコツコツと養われたことになります。

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