中学受験しないなら、別の何かに打ち込み、「厳しさ」を学ぼう!
辛いことを乗り越える経験が必要
イチローだって何度も「野球が辛い」と思ったことがあると思います。何かを本気で成し遂げようと思ったら、必ず「辛い」こともあります。それを乗り越えてこそ、上達があります。それを乗り越えてこそ、本当の楽しさが分かります。それを乗り越える経験こそ、今の教育に足りない「厳しさ」ではないかと思います。
「厳しさ」とは、やたらに怒鳴りつけたり、苦行を押しつけたりすることではありません。どんなに辛くても「成すべき事を成さねばならぬ」ということを経験することが、本当の「厳しさ」だと思います。ゴールデンエイジのころからそういう「厳しさ」に直面してきた人だけが「一流」になれるのだと思います。(ただし、この「厳しさ」が必要なのは、ゴールデンエイジ以降です。それ以前は「楽しみながらたくさんの体験を積むこと」ことが大切といわれていますから、チビタス世代の親御さんは焦らないでくださいね。)
中学受験は、いい学校に入るために仕方なく選択する「手段」ではありません。中学受験という機会を通じて自分の努力で道を切り開く「厳しさ」を経験すること自体が、中学受験をする「目的」なのです。
だから、「中学受験をしないという選択」をしたのであれば、親としては、別の何かの形で、ゴールデンエイジに何かに打ち込み、本当の厳しさを学ぶ経験を、子どもに与えてあげるべきではないかと思うのです。
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