細部の工夫はノートを使い慣れているユーザーだからこそ
例えば、右側の文具入れの裏側に、ボールペンなどのリフィル(替え芯)を入れるための隠しポケットがあったり、ペン挿しはクリップ部分を差し込む構造にしてあるため、ペンの太さを問わず収納できます。また、深めのマチで分厚いノートも問題ありませんし、加えて小さな物が挟めるスペースも確保したりと、実際にノートを普段から使っている人ならではの配慮が至る所に感じられます。それでいて、盛り込み過ぎにはならないように注意している感じは、自分が使うシーンをハッキリと想定してシビアに機能を取捨選択している事が伝わります。ガイド納富の「こだわりチェック」
ノートカバーは、基本的にはノートと何かを一緒に持ち歩くためのツールです。こちらの「A5ノートカバー+α」は、ノートを中心とした紙物とそれらを扱うための文房具をセットにして持ち歩くためのもの。そんな風に、ノートに何をプラスしたいかがノートカバーの肝になります。もう一つのノートカバーの名作、五十音の「ごらん」も、ノートを二冊(書き用と見せ用)と筆記具二本を持ち歩くという明確なコンセプト。そこが明確である事が、現在の所、良いノートカバーの条件だと言えます。それは、ノートにカバーを付ける意味が、そういう事だからです。そして、これはもしかしたら偶然かもしれませんが、現在の所、ノートカバーの名品は、どれも革製。しかも、この「A5ノートカバー+α」のように、とても良い革、しかも経年変化する革を使っています(育つのがとても早い革で、2週間くらいでも変化が分かります)。
ノートは、情報を蓄積していく物。それだけに、カバーにも仕様年月が積み重なるタイプの素材が似合います。また、ノートの規格は標準というか、A5なんて規格が無くなるとは思いにくいので、相当長い時間使い続けられます。つまり、良い革であれば、自分の子供や孫に受け継がせる事もできます。ガイド納富は、そうやって親父とかから貰ったものは嬉しいし、自分でも長く使いたいと思います。中村文具店にも、孫に渡す事を前提に、名字だけを入れてくれと名入れサービス(押し型のアルファベット大文字、無料)で名字を入れた方がいらっしゃったそうです。
【関連リンク】
・中村文具店「A5ノートカバー+α」の購入はこちらから。革の色、ステッチの色を選ぶ事もできます。
・文房具女子の「A5ノートカバー+α」についてのブログ記事
・ガイド納富考案、スーパークラシックの「NoteMe」はこちら
・五十音「ごらん」を紹介したガイド記事はこちら
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