離婚のベストなタイミングの見極め方とは?
離婚を決めるタイミングは早ければいい、というものではありません。後悔せずに幸せな一歩を踏み出しましょう!
子供がいる場合は、進学の問題なども考慮しなくてはなりません。ただし、もっとも重要なのは自分たち夫婦のことになります。
そこで今回は、離婚か修復かで迷っているときや、離婚のタイミングをはかりかねているときに指針となるポイントについてお話ししましょう。
離婚のタイミングの決断ポイント1:パートナーの気持ちを確認する
まずはじめに、パートナーの気持ちを確認しましょう
■責任をきちんと自覚している?
浮気や暴力、借金など、離婚を考えるおもな原因がパートナーの側にある場合、まずはパートナーがそのことを自覚しているかどうかを確かめる必要があります。「オマエが悪いからオレがこうなった」といった、責任を転嫁するような言動が見られれば、話し合いがこじれるのは必至。離婚を切り出すタイミングを少し待って、まずは自覚をうながすところからはじめましょう。
■話し合いに応じる気持ちはある?
当然のことながら、離婚の話は楽しいものではありません。したがって、どちらかが逃げ腰になる気持ちも理解できなくはありません。とはいえ、離婚と修復、どちらの結論が待っているにしても話し合いは避けて通れないのも事実。夫婦で話し合う気持ちがあるかどうかを聞いてみて、少しずつタイミングをみはからうために前進していきましょう。
離婚のタイミングの決断ポイント2:「半年」の猶予期間をもうける
離婚という結論を出すまでには、猶予を持たせたほうがいいでしょう
とくに、パートナーにとって、離婚が寝耳に水の場合は要注意。突然、「離婚しましょう」と切り出されて、「はい、わかりました」と了承する人のほうがまれだからです。多くの場合、大混乱に陥り、ひどいケースでは逆上して暴力をふるったりする危険性もあります。
そこで、私がおすすめしているのは「半年間の猶予をもうける」というものです。「離婚したい」という意志をどちらかが表明してから、離婚するか修復するかを決めるタイミングを半年後に設定します。その間、お互いに自分の将来について「どうしたら幸せになれるか?」を真剣に考えるようにします。
もしも離婚を選択するようであれば、離婚後の生活についての十分なリサーチとシミュレーションも必要になるでしょう。新しい人生をはじめるつもりで、準備の半年間をもうけましょう。
離婚のタイミングの決断ポイント3:相手の努力を理解する
離婚のきっかけはコミュニケーション不足であることが多いもの。初心に立ち返って話し合いを!
もしもパートナーが、あなたとの離婚を望んでいない場合は、その半年の間で精一杯、修復に向けてなんらかの努力をするはずです。ここで、あなたのほうもいったん、フラットに考える必要があります。
女性にありがちなのは、「一度イヤだと思うとすべてがイヤ!」と感情的になってしまうこと。ですが、半年という猶予期間は相手を責めることを少し控えて、冷静に評価する心のゆとりを持ちたいものです。評価の目安となることがらについて、代表的な3つをご紹介しましょう。
■夫婦の時間を積極的に作ろうとしているか?
パートナーが修復を望んでいる場合、どんなに仕事が忙しい人でも、以前に比べて夫婦の時間を作ろうとするはずです。一緒に食事をしたり、子どもの世話を引き受けたりといった、妻にとってみればささいなことでも夫にしてみれば、努力なくしてはできないことだったりします。「いつも私はねぎらわれずにやっていることなのに……」と思わずに、努力を認める姿勢を持ちましょう。
■夫婦の会話を増やそうと努力しているか?
離婚のきっかけは、夫婦間のコミュニケーション不足が原因である場合が多いものです。その後で浮気やギャンブルに走る場合もありますが、コミュニケーションが密にとれていれば、大事にいたる前に相手の変化に気がつくはずだからです。最大のコミュニケーションの方法は「会話」です。パートナーがふたりの会話を増やそうとしているようであれば、修復に本気を出しているとみなしてOKです。
■自分を変える努力をしているか?
価値観の違いが原因で離婚を考えた場合、その隙間を埋めるのはなかなか難しいかもしれません。長年、それで通してきてしまったこともあり、性格や習慣を変えるのはすぐには実行できないからです。もしも、「お礼の言葉を言うようになった」「家事を手伝うようになった」など少しでも相手が変わったと思えることがあれば、それは修復を真面目に考えている証拠。離婚を決定する前に、もう一度、考え直してみてはいかがでしょう?
離婚のタイミングはケースバイケースですが、共通していえるのは「早まってもいいことはない」ということ。修復の可能性が少しでもあれば、そこに向けて最大限の努力をしてから決めても遅くはないでしょう。
周りの意見に惑わされず、自分でタイミングを見計らって、後悔のない人生を歩んでいきたいものですね!
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