河口から続く桜並木を歩く
河津桜の桜並木は、河津川の河口から上流に向かって主に右側の岸で見られます。距離にすると2km強。ほとんどの箇所で桜の木の横を散策する形になります。それでは下流から上流に向かってゆっくり歩いて行ってみましょう。
河津桜への最寄り駅となるのは伊豆急行の河津駅。伊豆急行の線路は下田に向かって桜並木がある河津川を鉄橋で越えていきます。
タイミングによっては、伊豆急行の普通電車や東京から直通運転でやってくる特急列車が鉄橋を渡る姿と河津桜とのコラボレーションを楽しむこともできますよ。
一部の川岸では菜の花が植えられています。開花時期が河津桜と合った場合、河津桜のピンクと菜の花の黄色がコラボレーションする鮮やかな風景が誕生します。
まわりを取り囲む山の緑と青空、差し込む太陽の光が組み合わさると、まるで絵画のようなシーンを見ることも可能です。
上流まで歩いてくると桜の木が歩道にかぶさる形で、桜のトンネルが完成している所もあり、多くの人たちが足を止めて見ていることも多いですね。
ちなみに桜並木の歩道は平坦で歩きやすいように整備されていますが、距離が長いこともあり、見学時間に寄っては途中でUターンする必要があるかもしれません。
河津川にかかる橋(下流から浜橋(国道135号線)、館橋、荒倉橋、来宮橋、豊泉橋、峰小橋、峰橋)を目安にして時間を計ると良いですね。
ライトアップされた河津桜も美しい
日中は多くの人で賑わう河津桜の桜並木ですが、夜にはライトアップが行われます。ライトアップされるのは、伊豆急行の鉄橋より下流にある桜並木と、豊泉橋と峰小橋の間のみになります。
ライトアップされた河津桜は、日中とは異なった雰囲気を醸し出します。訪れる人たちも少なくなりますので、ゆっくりと桜を楽しむことができますよ。
最後に河津桜のお花見と合わせて見ておきたい名所をご紹介します。国内でも数少ない貴重な自然現象を楽しめますよ。次ページへ続きます。