FX・外国為替証拠金取引

FXは「売り」をマスターすれば金融恐慌がチャンスに(2ページ目)

FXなどの信用取引では、上昇時には「買い(ロング)」で、下落時には「売り(ショート)」で利益を得ることができる仕組みになっています。「売り」にトライするのを嫌がる人も多いのですが、金融恐慌などの局面では「売り」を使わなければ儲かりません。儲かる「売り」のコツをつかみましょう。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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「売り」がマスターできれば金融恐慌がチャンスに


私は下の図のような取引をして、2011年11月に欧州債務危機問題で、豪ドルをロングでナンピンしつつ、NZドルのショートをかけました。NZドル60円でショートし、58.5円で決済して1.5円の利益がでました。(その後、ロングで持った豪ドルが回復し、79円で決済し、2円ほど利益)これで往復ビンタの儲けがでています。

ロングとショートを併用して一挙両得

ロングとショートを併用して一挙両得



昨年は、ユーロ円、ユーロドルはほぼ売りだけで勝てました。夏ごろまでは、ユーロ円は107円を超えればショート、夏以降は103円を超えればショートで取引という具合です。この原稿を書いている2012年2月は、若干ユーロは持ち直していますが、いずれまた崩れると思っています。

いずれにしても「売り」をマスターすると、今後の波乱相場やパニック相場をも味方にできますから、金融恐慌はリスクではなくチャンスになります。
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