ホームページ作成/ホームページ作成補助ソフト

ウェブ制作に便利なFirefoxアドオン「Web Developer」(3ページ目)

様々な状況での表示確認や動作確認・構造の把握などが手軽にできる、便利なFirefoxアドオン「Web Developer」をご紹介。CSSや画像の有効・無効を簡単に切り替えたり、特定の要素を強調したり、ウェブ制作に便利な機能が豊富です。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

ページ構造の把握に便利

ブロックレベル要素に枠を付けて構造を把握
全ブロックレベル要素に枠線を付加

全ブロックレベル要素に枠線を付加

「枠表示」→「ブロックレベル要素を枠で囲う」で、すべてのブロックレベル要素(divやpなど)に枠線が付けられます。

ブロックレベル要素がたくさんあると、それぞれがどんな配置になっているのかが分かりにくくなることがあります。この機能を使えば、各ブロックが、どれくらいの大きさでどこに配置されているのかを簡単に把握できて便利です。

「枠表示」→「枠表示には要素名も表示する」にチェックを入れておけば、「div」や「p」などの要素名も同時に表示できます。


 
マウスを載せた位置にある要素の情報を把握
マウスを載せた要素の詳細を表示

マウスを載せた要素の詳細を表示

「情報」→「要素の情報を表示する」を選択すると、マウスを載せた位置にある要素の詳細が簡単に把握できます。

マウスをページ上の任意の位置に動かすと、
  • その位置にある要素が枠で囲われ、
  • 「html要素」から「その要素」までのツリー構造が上部に表示され
ます。さらにクリックすると、その要素に関する詳細な情報が画面左上の黄色い枠内に表示されます。これによって、任意の位置の構造や仕様を簡単に調べられます。

特定の位置にある要素が何なのか、その要素までのツリー構造はどうなっているのか、その要素はどれくらいのサイズで表示されているのか、などの情報を手軽に把握できて便利です。


 
id属性やclass属性の指定を把握
id属性値とclass属性値を一括表示

id属性値とclass属性値を一括表示

「情報」→「id属性とclass属性を表示する」で、ページ内にあるすべてのid属性値とclass属性値が、各要素のそばに表示されます。ページ内にどんなidやclassが使われているのかを、一気に眺めて調べたいときに便利です。

また、「情報」→「アンカーを表示する」を使えば、アンカー(ページ内リンクのリンク先)になり得る名称(=id属性値やa要素のname属性値)だけが、各要素のそばに表示されます。この機能は、「自分で作ったページの構造把握」にも便利ですが、「リンク先ページにどんなアンカーがあるのかを調べる」目的にも便利です。


 
テーブルに枠線を付加して、テーブルの構造を把握
tableのセルに枠線を付加

tableのセルに枠線を付加

「枠表示」→「テーブル要素を枠で囲う」で、テーブル自身(table要素)や、テーブルの各セル(th要素やtd要素)に枠線が付加されます。

レイアウトはCSSを使って実現する方が望ましいですが、テーブルを駆使してレイアウトを作っていることもあるでしょう。テーブルレイアウトの構造がどうなっているのかを把握したい場合に便利です。

この機能は、現状のテーブルレイアウトの構造を把握して、CSSでのレイアウトに修正する方法を検討する際にも便利でしょう。


 
ルーラを使って表示サイズを把握
任意の位置に定規(ルーラ)を表示

任意の位置に定規(ルーラ)を表示

ページ上の任意の場所で、表示サイズや距離を調べたい場合には、「その他」→「ルーラを使う」が便利です。

任意の場所でドラッグすると、その範囲内に右図のようなマス目が表示されます。これによって、要素の表示サイズや、2点間の距離などを調べられます。

なお、ルーラ表示モードを終了するには、ルーラツールバーの右端にある「×」ボタンをクリックします。

動作確認に便利

ページ内にあるすべてのフォームの仕様を一覧で確認
ページ内のフォームの仕様を一覧

ページ内のフォームの仕様を一覧

「フォーム」→「フォームの情報を別ウインドウに表示する」で、そのページ内にあるフォーム関連要素の仕様を、一覧表で見ることができます。

この機能を使うと、新たなタブが開き、ページ内に含まれるすべてのフォームの要素や属性値が右図のような一覧表で表示されます。どんな入力欄があるのか、それらにどんな属性値が指定されているのか、などを確認したい場合に便利です。


 
イレギュラーな利用をされた場合の確認
フォームは、CGIなどのプログラムへ情報を渡すためにも使われます。このとき、予期していないイレギュラーな情報が送られた場合に、おかしな処理をしてしまわないかどうかを確認しておくことは大切です。

フォームに対する様々な処置が可能

フォームに対する様々な処置が可能

「フォーム」→「フォームフィールドを有効にする」や、「フォーム」→「コントロールを入力可能にする」で、disabled属性やreadonly属性を用いて入力不可状態にしてある入力欄を、入力可能な状態に変更できます。

また、「フォーム」→「ラジオボタンをクリアする」で、本来ならどれか1つが必ず選択されているはずのラジオボタンを「1つも選択されていない状態」にできます。

これらの機能を使って、おかしな処理がされないかどうかを確認しておきましょう。


 
Cookieを消した場合・加えた場合の動作を確認
cookieを一覧表示

cookieを一覧表示

「Cookie」→「Cookieを無効にする」で、Cookieが使えない場合の動作を確認できます。また、「Cookie情報を確認する」で、現在保存されているCookieを一覧表示したり、「Cookieを追加する」で、任意のCookieを追加して動作を確認したりできます。

これらの機能は、Cookie関連の動作確認や、現状のCookieの把握に役立ちます。


 
最後に、その他の便利機能や、Web Developerの設定についてご紹介致します
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます