「低層マンション」が再評価
次に、建物に目を向けてみよう。「ザ・パークハウス 日吉」は中庭を取り囲むように5つの棟を配置。棟を分割したことで風の道が生まれ、角住戸の比率も高まった。中庭は「エトワール式道路」をモチーフにしたデザインが施されている。各棟には、隣地の目線を交わすよう、あるいは互いのプライバシーを守るように、雁行設計が採用されていたり(C棟)、階段や廊下に縦型ルーバーを設ける(E棟他)などし、住む人の視点に配慮したプランであることも一目瞭然である。「ザ・パークハウス 日吉」敷地配置図イメージイラスト(※1)
「ザ・パークハウス 日吉」建物外観完成予想CG(※2)(※3)
エントランス完成予想CG(※4)
オアシス・ガーデン完成予想CG(※2)(※3)
さて、共用部でもう1点だけ詳しく説明したい箇所がある。それは太陽光パネル発電と一括高圧受電を組み合わせた「ソレッコ」。太陽光パネルで発電した電力を共用部の電灯などに使う発想はいまでは珍しくないが、三菱地所レジデンスの「ソレッコ」は、発電機器の所有者が三菱地所グループのメックEcoライフのまま。だから、マンションオーナーはメンテナンスのコストと手間から一切解放される。耐用年数の限られる設備なだけに、このしくみは画期的。有難さを後々実感することになるだろう。
一括高圧受電は、昨今急速に注目の高まる方式だ。単価の高い個別契約の低圧電力ではなく、建物全体で単価の安い高圧電力を受電し、各戸に配電する仕組み。電力の自由化から10数年。ようやく消費者がその恩恵に授かれるようになったとの印象が強いが、これもまた、マンションならではの規模のメリットをいかしたアイデアだ。いずれにしても、この2つのしくみを合わせた「ソレッコ」は業界初で、すでに2010年の時点においてグッドデザイン賞を受賞。まさに時代に先んじた取り組みである。
soleco(ソレッコ)概念図
モデルルームの見どころはリビングとキッチン+α
さて、最後に専有部の見どころに言及しておく。モデルルームでは、まずセンターから開く大きなリビングの窓が好印象を与えるだろう。ガラス手すりのバルコニーが、明るく風通しの良い住空間を想像させる。スロップシンクも設置され、グリーンを並べる姿が容易に思い浮かぶ。フラットな天井や吊戸棚を取り払ったLDKの開放的な空間も見逃さないように。リビング・ダイニング(Xタイプ/分譲済)(※5)
じっくり時間をかけてチェックしてもらいたいのは、他でもないキッチンスペースである。広いカウンターは作業がしやすく、天板には空間全体に落ち着きをもたらす天然御影石を採用。背面の上下の収納棚(天板は同じく天然御影石)も標準で用意。設備もフル装備だ。食器洗い乾燥機、ディスポーザー、浄水器、パールクリスタル(硬質ホーロー)のトップコンロ、フィルタレスレンジフード。片付けの手間が省け、手入れもラクな理想のキッチンといえるのでは。
マンションライフで最も悩ましい収納面もよくご覧いただきたい。共用部の、掃除機を入れるであろう収納スペースや、洗面室の収納、シューズインクローゼットも。「こまかな工夫がちょっととした暮らしの手助けになる」そんな印象が感じ取れたら、あなたはもう住まい選びのプロの仲間入り。
廊下物入れ(平成23年11月撮影)(※6)
提供:三菱地所レジデンス株式会社