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トップインタビュー~株式会社壮関 関雅樹編~(2ページ目)

日本経済を元気にするためには、新しいことに果敢にチャレンジする元気な会社が必要です。そして、私たち自身、元気な会社があると知ることで、日本経済の明るい未来を夢見ることができるのではないかと思うのです。日本経済を元気にするトップインタビューシリーズ。今回は、株式会社壮関の関雅樹社長です。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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【資金繰りについて】毎日が闘い。でもやるしかなかった 

お金に関してはいつもピンチでしたね。どうして乗り切れたのかというと、もう乗り切るしかなかったからですよ。だって、乗り切らなかったら会社が潰れてしまうのです。だったらやるしかないでしょう。自分の体と同じですよ。首に紐が絡まったら必死でとろうとするじゃないですか。毎日が闘いでしたけど、やるしかなかった。それだけです。

【社長の仕事 創業当時】従業員の倍働きました

創業当時の人数が少ない時期は、社長が同じ作業、あるいはそれ以上に仕事をしないと従業員が不満を持ってしまうと思っていました。だから従業員が帰った後も仕事をして、みんなの倍働きましたよ。そうしないと、従業員のやる気とか成長を止めることになってしまうからです。
人数が少ない創業時を乗りきれるかどうかは、人数が多い少ないといった数で決まるのではなくて、密度で決まると思います。人数が少なければ、ひとリの働きがすごく濃いものとなります。その中で社長はもっともっと濃い仕事をしないと周りは納得しません。だから、創業のころはとにかく誰よりも働かなければなりません。私もその時は辛かったですけど、今ではいい思い出だったり、従業員の中での語り草になっています。こういうことは、信頼にもつながる大切なことですよ。

【社長の仕事 現在】任せるところは任せる 

創業から約10年で従業員が100人を超え、売り上げは10倍になりました。創業当時、私の社長としての感覚は町工場の親父でしたが、従業員が50人、100人になってきた中で社長としての意識も変わりました。身のこなしも違えば、マネジメントの仕方も違います。たとえば、創業当時は工場に入って作業をしていましたが、今は工場には入りません。むしろ、私が工場に入っていたら、みんなが不安になるでしょう。「社長の仕事はしなくていいんですか?」と。それに工場には責任者がいるのだから、それを飛び越えてはいけません。

ちょっと前まで私の一番大きな仕事は、材料の買い付けでした。会社の中で一番大きな買い物ですからね。ちょっとミスをしたら億単位での損になります。でも、今では部署ができ、しっかりと仕事をしてくれるので、今の私の仕事は新商品の開発と営業戦略を考えることです。
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