森や農村で、海や漁村で、自然の中で働ける仕事に憧れている人が増えています。しかし、田舎で生活するためにはどうしても収入が必要だし、仕事の種類によって地域選びも変わってきます。仕事のパターンを整理して、自分にピッタリの仕事を見つけてみよう。

特技の仕事

今までの都会の仕事などで身に付けた、スキル・技術を活かして田舎で開業したい。

・木工や陶芸などの技術を持っている人/地方自治体などが運営する研修施設で技術の習得、伝統工芸職人に弟子入りなど。地域全般で後継者不足に悩んでいるのが現実です。一人前になるには長年の修行が必要ですが、丁寧に探せば地元産業からの求人も。
画像はイメージです

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・調理の技術を持っている人
/手打ちそば屋、焼き立てパン屋、自然食レストランなど。地元の食堂やレストランで働きながら、地元の食材や郷土料理を知ることから始めましょう。

その地域でどんなメニューが求められているかを研究して、自前の店を開業するのがポイント。ターゲットを都会からの観光客にするか、地元の人にするかも重要。それによって提供する料理も違ってきますね。

・医者・看護婦・教師の資格を持っている人
/地元の病院、福祉施設、塾や学校など。慢性的な人員不足や施設などの整備も進んでおり、比較的就職がスムーズなようです。

・インターネットを使いこなす技術を持っている人
/SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)の開業。通信技術が充実している現在では、地元特産品の通販サイト運営や、執筆業、イラストレーター、田舎暮らしのガイド(笑)など、自然の中での様々な職種の運営が可能になってきました。

大地の仕事

せっかく田舎で働くんだから、大地を相手の仕事にチャレンジ。田舎で思いっきり汗を流してみたい。

・畜産業をやりたい/酪農など畜産業はやっぱり北海道や東北、有機栽培などの産直・宅配業は輸送のインフラが整った都市に近い農村部が有利なようです。
牧場運営には、まず技術の習得と資金計画が重要。実習の受入先は新規就農相談センターや各地の農業会議所などで紹介しています。北海道では道内の離農した牧場を一定期間貸与し売却する、「農場リース事業」などの実施事例もあります。

・農業をやりたい
/新しく農業を始める人が一番苦労しているのが農地の確保。田舎では空地があっても、見ず知らずの人間に喜んで貸してくれることは少ないのが現状です。まずは、該当する地域の農業会議所や農業協同組合、市町村役場に相談すること。

海の仕事

食、観光、娯楽と、海の魅力にどっぷりと浸れる仕事も様々。地球のロマンを感じられる、豊かな環境でこそできる職業につきたい。

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・遠洋・沖合漁業をやりたい
/漁船の乗組員からスタートするのが一般的。
移住したい地域が決まっている場合は、都道府県の漁業就業者確保育成センターに相談。又は船員職安に登録し、求人票を閲覧して直接申し込む方法もあります。

・ダイビングの仕事をやりたい
/まず、ダイビングショップやスポーツクラブ、海浜リゾート施設のスタッフとして働く。ここでの経験と知識を蓄積して、自分のショップやスクールを開設しましょう。

プロのインストラクターになるには、各潜水団体が実施している養成コースで所定のスキルを取得します。またスポーツ関連の専門学校で養成コースを設けているところもあるようです。

企業の仕事

何をやりたいかまだ決めていないが、とにかく自然いっぱいの田舎で暮らしながら地元の会社に勤めたい。

・地域へ転職/田舎暮らしを楽しみながら会社勤めを可能にするのは、地方の県庁所在都市か中核都市がオススメ。車で10~20分で田園生活が満喫でき、学校や病院、ショッピングなどもそれほど不便を感じません。
ローカルな都市での所得は低くなりますが、物価は安く生活費があまりかからないのが魅力です。

さて、あなたにピッタリの「田舎での仕事」は見つかりましたか?

田舎でペンションの開業、地元企業への転職、新規就農、定年後など、それぞれの事情により働くスタイルは様々です。
重要なのは、何を最優先にするか、これは我慢できるといった具体的な項目を整理すること。自然環境を選ぶか、日常経費を優先するか。田舎での暮らし全般を見据えたスタンスが大切です。

関連サイト
・自分スタイルの農業を見つけたい人はココで>>全国新規就農相談センター
・ブルーツーリズム(漁村体験)の情報はココで>>漁村へGO!/UJIターン情報
・全国UJIターン受入れ体制の情報はココで>>全国県別U・J・Iターン情報

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