ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

移動できる自由を獲得しよう

一定の場所に縛り付けられることのリスクと機会損失は、今後ますます大きくなると考えられます。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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様々なリスクのある日本という国

数え上げれば意外と?リスクの多い日本

数え上げれば意外と?リスクの多い日本

地震が多く台風の通り道でもある日本に暮らすことは、自然災害のリスクとともに生きることを意味します。

また、東日本大震災のあとでは、原発や放射能などの問題も指摘されるようになりました。さらには、増税や社会保障負担の増加、国家財政の悪化念など、さまざまな経済的リスクも負っています。

震災後、放射能リスクを避けるため、西日本や海外に退避する人もいましたが、そのときツイッターなどソーシャルメディア上では、「ひきょうだ」「私は逃げずに戦う」などの批判が相次ぎました。

しかし現実問題として、自然災害や放射能と戦うことはできるのか、立ち向かう選択が本当に正しいのか、ここは人によって考え方は異なるでしょう。

しかし仮に、たとえば放射能がピンクなどの色がついていて、目に見えるものだったらどうでしょうか。じわじわと押し寄せるピンク色の空を見て、何もしないという人はいったいどれだけいるでしょうか。

ただ目に見えない、というだけで、私たちはこれほどまでに思考停止してしまうのです。

他人の言動を非難しているヒマはないはず

ではなぜ、災害などから逃れることを非難する人が出てくるのか。

おそらくここには、「リスク管理」と「愛国心」と「嫉妬」がごちゃまぜにされているからではないか、と感じます。

被災地の復興を支援しなければならない、という愛国心や道徳心は、程度の違いはあれ、誰にでもあります。ただそれは強制するものではありませんから、他人があれこれ言うようなものではありません。そして、徹底的に現実に向き合い、リスクを回避するという側面から考えれば、その場所から退避するという選択肢もあるはずです。実際、企業オーナーなどの中には、いったん日本を脱出したり、西日本へ退避したりした人も数多くいた、と聞きます。

もちろん彼らは義捐金を寄付していますが、被災者の気持ちを無視しているわけでも、現実から目を背けているわけもありません。自分がとれるリスク、とれないリスクを峻別し対処するという、リスク管理が徹底しているだけです。しかし、「本心では逃げたくても、仕事がここにあるから引越しできない。」「お金がないから移住なんて無理」という人もいるでしょう。おそらくそういう、移動できない人の嫉妬心が、自由に移動できる人に向けられているように感じます。

嫉妬心はともかく、移動すべきときに移動できないというのは、非常に大きなリスクを抱えています。日本経済がおかしくなったとき、日本が再び大災害に見舞われたときに、そこから逃げることができない。教育や仕事のチャンスが海外で見つかったとき、その機会を掴めない。一定の場所に縛り付けられることのリスクと機会損失は、今後ますます大きくなると考えられます。

そのリスクから回避するためには、パソコン1台でいつでもどこでも稼げるクラウド・インカムを作り、場所に縛られないノマド的なワークスタイルを実現する方法があります。いつでもどこでも仕事ができるということは、場所の制約を受けずに働いてお金を稼ぐことができるということです。それはつまり、移動の自由を獲得した、ということです。

「そんなの普通の人には無理だ」「お前だから言えるんだ」と感じる人もいるでしょう。しかし現実には、「やるか、やらないか」の差だけなのです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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