現代アートや写真等をこよなく愛し、コレクトしたお気に入りのアートに囲まれながらゆったりと生活をすることを望んだ建て主が、設計者として白羽の矢を立てたのはAPOLLOの黒崎敏さん。完成したのは、外側にほとんど窓が無い白壁の平屋でした。はたしてその内側にはどのような世界が待っているのでしょうか。

片流れのホワイトボックス


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外観
1. 駐車スペースのある正面。車2台を余裕で停められる。写真:APOLLO
2. 北側の外観。玄関ホールの掃き出し窓が設けられている。
3. 大きな門扉を開けると、内壁の隙間から中庭の階段が垣間見られる。
4. アプローチからエントランスを見る。天井の最高は4.5m。
5. 奥行き8mの長い玄関アプローチ。途中にガラスの玄関扉がある。写真:APOLLO


何よりユニークなのは、外部には内部を伺い知ることができる手掛かりが、ほとんどないこと。ここは三方を道路で囲われていて、道路から大きくセットバックした正面に立つと、右端に大きな門扉があります。ここをスライドさせると、細長いアプローチが現れます。途中にガラスの扉があり、ここが玄関です。奥に行くにつれて天井は次第に低くなり、自然と内外のスイッチが切り替わるのです。また、壁の端に空いた縦長のスリットから黒い階段が覗いています。その奥には広いテラスが控えています。

◆建築家プロフィールと建築データ