高度な通信機能を持つメモリーAVナビ2種
カロッツェリアAVIC-MRZ09は、上位モデルのサイバーナビ譲りのスマートループ渋滞情報に対応。新モデルはメディア容量を16GBに倍増し渋滞予測データを収録したこともあり、優れた渋滞対応力を持つ。この価格帯で、目的地に速く着くナビが欲しいなら、AVIC-MRZ09につきる。地図の差分更新が可能なL-formatを採用し、最大3年間は無料で毎月、地図データを更新できるのもありがたい。
クラリオンNX711は、ドライブ中に周辺のグルメスポットやレジャースポットの情報(写真)が勝手に飛び込んでくるピクチャービューや、案内音声を変更できるカスタムボイス&ダウンロードボイスなど、エンターテインメント性が高い上に、都市部ではタクシーから集めたリアルタイムの情報を元にしたオンライン交通情報を採用するなど、渋滞対応力も高い。
またGoogleマップやクラリオンが運営する地図情報サイト「チズルとススム」から、目的地の情報を検索できるなど、通信機能も充実。スマホ用アプリのように必要な機能アプリをカーナビに加えていけるカージェットも楽しい。
より廉価な三菱&イクリプスも魅力的
実売価格はもう少し下になるが、三菱NR-MZ50も、おもしろい存在だ。地デジチューナーはフルセグ対応だが、上記モデルのような4チューナー×4アンテナタイプではなく、2チューナー×2アンテナだったり、スペック的に上記の機種より劣る部分もあるが、カーナビとしての基本性能はしっかりしているし、スマートループ渋滞情報にも対応している。バックカメラ(別売)と連動して、高速道路の白線を認識し、またいだ時に警告音を発する安全機能もある。コスト/パフォーマンスを考えると、優秀なモデルだ。
またイクリプスのAVN-G01は、フルセグ地デジチューナとワイドVGAモニターを搭載しながら、価格比較サイトの最安値では7万円前後とリーズナブル。その分、ナビ機能はPND並みにシンプルだが、自車位置表示、目的地検索、ルート探索、案内の基本機能はしっかりしているので、普通に使うぶんには問題ない。
個々の機種の特徴をもう少し詳しく知りたいかたは、こちらでも紹介している。