フルセグ、WVGA、Bluetooth搭載モデルが売れ筋
2011冬-2012春モデルで、新製品が多かったのはメモリーAVナビの上位モデル。価格比較サイトの最安値で10~12万円前後のモデルで、具体的にはカロッツェリア「楽ナビLite」AVIC-MRZ09、クラリオン「スムーナビ」NX711、パナソニック「ストラーダSシリーズ」CN-S300D&S300WDあたりだ。これらのモデルは、フルセグ(12セグ+ワンセグ)対応の地デジチューナーを内蔵し、映像が緻密なワイドVGAモニターを搭載。またBluetoothを内蔵し、対応スマホ&携帯電話のハンズフリー通話や、音楽のワイヤレス再生に対応する。価格と機能&性能のバランスを考えると、このあたりが最もお買い得感が高いと思う。
ストラーダSクラスはスマホ連携が魅力
価格帯も構成も近いこれらのモデルだが、大別すると使いやすさを重視したタイプと、機能を追求したタイプに分けられる。この3機種だと、使いやすさを重視したのがパナソニックのストラーダSクラス。2011春~夏モデルのイクリプスAVN-Z01&V01や、ケンウッドMDV-727DTあたりも、このタイプに含まれる。あまりクルマに乗る機会が多くない人や機器の操作が苦手な人は、たとえカーナビが多彩な機能を持っていたとしても、すべての機能を使いこなせないだろう。それならば、目的地を検索&ルート探索して、道案内するというカーナビの基本的な機能が使いやすいほうがいいと思う。
パナソニックSシリーズは、スマホ用の専用アプリを用意し、スマホで検索した目的地を簡単に転送できる機能もあり、スマホ・ユーザーはとくに使い勝手がいい。