<目次>
・マイホーム派は頭金の準備を
・教育費は公立・私立の違いが大きい
・老後資金作りは時間と金利を味方に
マイホーム派は頭金の準備を
住宅は購入する?賃貸する?
住まいについては、一生賃貸でいくのか、それともマイホームを取得するのかを最初に考えましょう。
どちらが得かをよく聞かれますが、物件の選び方やローンの組み方によってシミュレーション結果はさまざまなので、一概に言えません。賃貸にはローンに縛られずにその時々に応じて住まいを選ぶ自由さがありますし、マイホームには自分の家という精神的充足感や老後までの住まいを確保しているという安心感があります。
マイホームの取得を考えるなら、頭金を貯めましょう。頭金は物件価格の約2割が目安です。3000万円の物件なら600万円、4000万円の物件なら800万円をなんとか捻出したいですね。頭金以外にも住宅購入時には、諸費用がかかります。諸費用の内訳はローンの手続き費用、引越代、家具家電の購入などがあげられます。こちらも物件価格の5%~10%程度を目安に心づもりしておきましょう。
物件費用から頭金を差し引いた金額については、一般的に住宅ローンを組むことになります。住宅ローンを組むときには、月々の返済額だけでなく、総支払額に注目しましょう。
3000万円の住宅ローンを、金利3%で30年で借り入れると、総返済額は4553万円になります。この場合、金利だけで1553万円を支払うことになります。同じ物件を購入する場合でも、頭金をたくさん用意して借入額を少なくすれば、総返済額をぐんと減らすことができます。また、ローンの金利や返済年数によっても総返済額はずいぶん変わります。
マイホームを購入せずに賃貸暮らしを続ける方は、老後もずっと住居費がかかります。住居費の頭金として預貯金を使う必要がないため、現役時代は比較的余裕のある暮らしができますが、その分老後資金が多めに必要になることを意識しておきましょう。
教育費は公立・私立の違いが大きい >>>>>