女性が恋愛をリードする場合
彼を怖気させない押し方は、他の記事を参考に!
きっとその女性たちも、たぶん、中途半端に受け身で欲しがりだったのかもしれない。T子ほど、まっすぐ向かってきてくれる人はいなかったし、素直だったからこそ、彼も安心できたよう。かくして、付き合ってからも終始、彼女が勇敢に関係をけん引して、結婚までいたった。
「この人を逃したら、私なんて、もう結婚できない。こんなに素敵な人はなかなかいないと思い詰めていたのもよかったのかも(笑)」
本気で結婚したいと思うことで行動が変わる
たしかに、自分の若さや美しさやモテを永遠だと思っている(ある種、傲慢で、ある種、幸せな)女ほどなかなか結婚できない。さほど結婚したくもないのに、「○歳までに結婚しなきゃ」という観念に振り回されるのはどうかと思うけれど、人は本気で叶えたいことについては、期限を決めると馬力が出るものなのだ。だから、29歳で駆け込み婚する人も多いのかもしれない。つい先日、結婚と妊娠を発表した女性アーティストも、29歳。結婚したい本能と意思が、これまでの恋愛スタイルを変えさせて、自分にとって“結婚向きの男”を引きよせたのかもしれない。
結婚を本気で願っていれば、男を世界を人生を観る視点が変わる、視界が広がる、行動が変わる。それは、妥協ではないのだと思う。
本当のところ、結婚に限らずタイミングというものは、自分の力だけではなく、相手の彼、互いの両親、友だち、職場の人の思惑や関係性、社会の変化や、時代の流れなど、さまざまなものがからみあって生まれるもの。力づくで引き寄せようとして引き寄せられる類のものではないのだけれど――。たったひとつ自分で動かせるものがあって、それが自分の意思と行動なのだと思う。100%の成功率ではないけれど、タイミングを動かすための、もっとも大きな鍵であることは違いない。