海の道、渡船に乗って西叶神社へ
東叶神社から西叶神社へ向かうためには、素直に陸路で行こうとした場合、バス2本を乗り継ぐ必要があります。しかし、浦賀港の東岸と西岸を結ぶ「浦賀の渡し」を使うと港の中をショートカットすることが可能なのです。この「浦賀の渡し」は、東西の岸を行き来する人々のために江戸時代中期には存在していたとのこと。300年近くたった今でも港のまわりに住む人たちにとっては便利な渡船であり、横須賀市の市道2073号線「浦賀海道」として認知されているとても貴重なものです。
「浦賀の渡し」に使われている愛宕丸は、定員12名の小さな船。運航時間は朝7時~12時、13時~18時頃までで、海の荒れている時と年末年始を除く毎日運航されています。
決まった時刻表はなく、船が対岸にいる時は呼び出しボタン一つで駆けつけてくれる頼もしい渡船です。対岸までは約3分の航海、目指す西叶神社はすぐそこです。
西叶神社にて、縁結びのお守り完成!
「浦賀の渡し」を降りて、大きな鳥居をくぐると西叶神社(Yahoo! 地図情報)に到着です。石段を上がり、社殿に赴くと「叶大明神」の文字が見えます。この社殿は江戸時代、天保年間に建てられた建物とのこと。
お詣りをした後は、龍などが刻まれた屋根下の美しい木の彫刻にもぜひ目を留めてみて下さい。
東西の叶神社に参詣して初めて揃う縁結びのお守り
先ほど、東叶神社ではお守り袋を買い求めましたが、西叶神社の社務所では、3種類ある勾玉を買い求めることができます。この西叶神社の勾玉を東叶神社のお守り袋に入れて持つと、様々な良縁に巡り会えると言われています。
まさに「願いは叶う」という由縁ですので、旅の想い出として買い求めると良いでしょう。
日本国内で浦賀にしかない名前の神社、叶神社をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
浦賀の近くには観音崎や三笠公園など観光スポットも点在していますので、時間のできた休日などにふらりと出かけてみて下さい。
浦賀・叶神社へのアプローチ
浦賀へのアクセスとなる京急電鉄
アクセス:
<鉄道>
・京急電鉄 浦賀駅下車。
東叶神社へは、浦賀駅から観音崎、かもめ団地方面へ向かう京急バスで新町バス停(浦賀駅から2つ目)下車。バス停より徒歩約10分。
住宅街の中に入る道はわかりにくいので、地図を用意して行く方が良いでしょう。
西叶神社へは、浦賀駅から久里浜方面へ向かう京急バスで紺屋町バス停(浦賀駅から3つ目)下車すぐ近く。
<車の場合>
・横浜横須賀道路 浦賀インターチェンジより浦賀駅方面へ。浦賀駅前の交差点を左に進むと東叶神社、右に進むと西叶神社です。
ただし駐車場のスペースは少ないので、できるだけ鉄道・バスの利用をお薦めします。
【関連サイト】
- 叶神社(東叶神社)
- 叶神社(西叶神社)
- 横須賀市観光情報「ここはヨコスカ」
- 浦賀の渡船(横須賀市観光情報「ここはヨコスカ」)
◇「関東の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで関東地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。