恋愛の達人! ラテンの男たち

ロスから一気に南下して料金所のようなゲートをくぐると、瞬間的に始まるラテンワールド。いきなり道路はでこぼこだわ、看板は手書きのスペイン語だらけだわ、物売りから客引きからグチャグチャな人々。夜になればタランティーノが描くあの世界そのものの街、ティファナ。そんなラテンゲートから中南米を経て、ボゴタ、そしてリオデジャネイロへ。

そんな、聞くだけでもワクワクするような街をたむろうラテン男子は、お調子者でノリも良くて、軽いと言われても口説き続ける、どこか憎めないナイスな兄貴達です。そんな彼らの生態を、東京にラテンアメリカ人ホセくん=保瀬くんが舞い降りたと仮定し、行動を紐解きながら恋愛具合を探ってみましょう。

陽気なホセはイイオトコ

ボニータ

あの娘は彼氏からの電話を待っている、なんて思わない。彼と別れた、くらいに思うのが保瀬くん

都内に住む会社員の保瀬くんは、いつも女の子のことを考えてます。街でちょっとカワイかったり短めのスカートはいてたりニーハイブーツはいてたりっていうと、気になって仕方ありません。振り向く? いや俺はそんな男じゃあないし、ましてや振り向いてるところを知り合いに見られてFBにアップされたりした日にゃあ……なんて普通の男子は思うところ。

でも、保瀬くんは違います。「ボニート、お願い振り返って」ぐらいの勢いで、思いっきり自分も振り返ります。それどころか追いかけて声かけてってキャッチかお前は、って言われても、ホントはそうしたいぐらいの直球マインド。とにかく気持ちがポジティブです。

だから飲み会や合コンでも動きが違います。普通だったら、ちょっと気になる子がいてもすぐに動いたりしませんよね? 1時間ぐらい経ってからさも「キミもいたの」的に話しかけて、キミなんか全然気になってないんだよ、だいたいこんな飲み会なんてオレ来たくなかったしさ的な雰囲気醸し出しながらも、もうとんでもないこと妄想しながらモジモジしてたりがありがちです。

でも、保瀬君は違います。ざっと見て、あっいいなって思う子がいたら常にそのコと話すチャンスをうかがいながら、まずは目の前にいる普通のコと全力で話します。そう、いつも全力です。なぜならひょっとしてその普通のコの友達に今日は来てないとびきりカワイイ子がいるかもしれないことを保瀬くんは本能的に知っているからです。ていうか、普通でも構わないのです。

女の子と話すことが楽しくて、カワイかろうが普通だろうがとにかくその場は楽しむエピキュリアン。せっかく来たんだからまあ呑もーぜ的な悦楽感。このあたりが、保瀬くんが他の男子と違ってブスにも優しいナイスガイって言われる所以です。