カーナビ・カーオーディオ/カーナビの選び方/使い方

カーナビで知っておきたい基礎知識 その3(2ページ目)

カーナビを購入する上で知っておきたい基礎知識。その3は、AV機能に関する用語を紹介。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

VRモード/CPRM

VRモードは、DVDレコーダーでDVDディスクに録画する際の、記録方式のひとつ。

地デジやBSデジタルなどのデジタル放送は、著作権保護技術であるCPRM対応ディスクを使いVRモードでなければ録画できない。また、このディスクを再生するにはVRモードとCPRMに対応したプレーヤーが必要。さらにVRモードでの録画に対応するCPRM対応メディアはDVD-R/DVD-RW/DVD-RAMがあるが、機種によって再生に対応するメディアは異なるので、録画する際は注意。

たとえば、CPRM対応のDVD-R/RWが再生可能なカーナビに、DVD-RAMを持ち込んでも再生はできないので、クルマでDVDに録画した地デジ番組を見たい場合は、カーナビが再生に対応し手いるメディアに録画すること。


12セグ/ワンセグ/フルセグ

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地デジ本来の高画質を楽しむなら、やはり12セグ

地上デジタル放送は、1ch分の信号を13のセグメントに分けて送信していて、家庭のTV用の放送はこのうちの12セグメントを利用。残りの1セグメントで、携帯端末用の簡易放送を行っている。

この12セグメントを使った本来の地上デジタル放送が12セグ、1セグメントを使った簡易放送がワンセグだ。フルセグチューナーとは、12セグ+ワンセグの13セグメントの信号をすべて受信できるものをいう。

12セグは情報量が多いため当然、高画質だし動画の動きも滑らか。音質もいい。対してワンセグは、7型クラスの画面で見ると細かい文字がつぶれて見づらくなってしまう程度の解像度で、秒間15フレームと12セグの半分だから動画の動きもぎこちないもの。音はステレオだが、ビットレートが低いので音質はそれなりだ。


4×4チューナー

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カロッツェリアの4×4地デジチューナー。アンテナを4本配線

4つのアンテナと4つのチューナーで、地上デジタル放送の電波を受信し、4つの信号を合成してひとつの映像を創り出す地デジチューナー。

2×2チューナーとは、アンテナとチューナーがそれぞれ2つずつで、その信号を合成する方式。2×2チューナーに比べて4×4チューナーのほうが、電波が弱いエリアでも12セグでの受信を持続しやすいため、上級機の多くは4×4方式の地デジチューナーを採用している。


中継局オートサーチ/系列局オートサーチ

地上デジタル放送の電波は、ひとつの親局以外にさまざまな中継局から送信されている。例えばNHK関東広域圏の場合、中継局は親局も含めると150以上ある。そのなかの、もっとも受信条件がいい中継局の電波が見つかったら、自動的にそちらの局に切り換えてくれるのが中継局オートサーチ。オート中継局サーチ、中継局自動サーチなど、メーカーによって呼び方は違うが、同じ機能だ。

中には受信中の局の電波が弱くなった時点で4×4チューナーのうちの2つのチューナー&アンテナで他の局を探し(残り2つのチューナー&アンテナでは受信中の局を継続受信)、中継局切り換え時に映像が途切れる時間が短くなるよう工夫しているものもある。

系列局オートサーチは、都道府県をまたがってドライブしたときに、視聴中の系列局に自動的に切り換えてくれるもの。ロングドライブでも、同じ番組を見続けていられる。


緊急警報放送(EWS)

地震や津波などの災害が発生したときに自動的に始まるTV放送。家庭用のTVなら、電源オフ(待機中)でも自動的に電源が入って緊急警報放送が始まるが、カー用の場合は地上デジタル放送を視聴中のみ、緊急警報放送に切り替わるものが多い。

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