ラテン系な国々のセックス事情は?
以前書いた「セックス負け国! 世界最低のsex回数の理由」という記事が人気になりました。「セックスの年間平均回数」1位はギリシャで164回。2位はブラジルで145回。3位はロシア・ポーランドで143回。日本は最低で48回。経済状況に関係なく、ラテン国家は愛の国です。もちろんイタリアもフランスも上位です。この結果ばかりがメディアをにぎわしましたが、実は私が注目したのは「セックスを大切だと思っている国」のベスト3で、1位はギリシャで80%、2位はブラジル・ポーランドで79%、3位はメキシコで74%でした。
行為そのものは、身体の疲れや倦怠期、ED(勃起不全)などの影響を受けます。しかし夫婦の関係性の中で重要視されているかどうかというメンタルな点が気になりました。見事、ラテンの人々はその重要性を把握しています。おそらくスピリッツに組み込まれているのだと推測されます。意識するかしないかで、夫婦の関係性はまったく変わってきます。妻達は女性として意識されたい、おばさんと思われたくないという気持ちは皆持っています。
対して「奥ゆかしさ」が美徳の我が国は、「セックス、スキンシップは大切だよ」と言葉に出す人は少ないのです。妻側は時として不安になります。夫側も仕事に忙殺されて、そこのところはおろそかになります。
調査発表時は「男性がラテン系になれば、愛あふれる夫婦が増えるだろう」とお話ししました(浮気も増えるという件は別問題として)。ですが、それは難しかったので、柔軟性のある妻側にラテン度アップを提言することにしたのです。著書、『夫婦の「幸せ循環」を呼ぶ秘訣』(講談社)』にも書きました。意地を張らず、小言を言わず、おおらかな気持ちで夫を包み込む。陽気な笑い声をリビングでふりまく作戦です。
2011年は、哀しい出来事、不安な出来事がたくさん起こりました。
2012年は、女性がラテン妻をめざし、陽気で明るい「我が家」を構築しましょう。