秋の京都で着物のコーディネートをチェック!
秋の京都は週末ごとに街を挙げてのイベントも多く、その雰囲気を楽しむ着物好きさん達が大勢集まります。今回はそんな方々のご自慢の着こなしをチェックさせていただきました。<目次>
色柄物ではんなり系の着こなし
最近では関西と関東で着物の好みに違いは無いと言われていますが、今回の取材では京都らしい色鮮やかな着物の方が目立ちました。京都らしい鮮やか色の着物のお二人。和装用バッグでなくてもバランスが良いのは色のセレクトの仕方のおかげ。
右の方は赤の着物に帯とお揃いのバッグがポイントです。左の方は半幅でカジュアルに。
小粋系な着こなし
比較的少なかったシックな色の組み合わせですが、根強い人気です。シンプルな組み合わせのコーディネートがお似合いです。ポイントは赤の帯締め。
シックな組み合わせに小物のふんわりピンクで甘さをプラス。ちょうど良いバランスになっています。
レトロな着物でアンティーク系の着こなし
やはりここでも個性派アンティーク系の「柄on柄」の着こなしは人気です。洋服では絶対にあり得ない色や柄の組み合わせが楽しめるのも、着物コーディネートの特徴のひとつ。これそ“ザ・アンティーク”の着こなし。
長めのアンティーク調の羽織を重ねるだけで雰囲気がパッと明るくなります。
帯や小物で個性をどう出すかがポイント
一口に着物を着るといっても個性の出し方は千差万別。ここではテーマごとに、街で特に目立って素敵だったコーディネートをご紹介します。■帯結びで個性を出す
シンプルな着物や帯の組み合わせでも、帯結びで個性を出せば華やかな色や柄に負けない着こなしが完成します。
左は角出し、右は半幅のアレンジ。
「この帯のため」にするコーディネート! 結び方はやはりシンプルなお太鼓が最適です。
左は犬の柄のアンティーク帯。右は懐かしのダッコちゃん!
一見敬遠しがちな小物でも、バランスが良ければ最高です。
左は華やかなかんざし。アンティークの着物にピッタリです。右は揺れるタイプのピアスがショートヘアに違和感なく似合っています。
男性の着物も、帯や足袋色でアイデンティティを!
男性の着物姿も多く見かけました。男キモノは一見すると分かりにくいですが、ちよっとした隠れたところに凝るのが真髄です。年代の違うお二人。それぞれ襦袢の衿と足袋の色を合わせています。
イベントスタッフのお二人。男性の茶系の羽織にグリーンの帯が素敵。
着物で京都の町を散策しよう
いかがでしたか? 最近では京都に限らず、色々なところで着物のイベントなどが行われています。普段着物を着る機会が見つからないという人も、着物好きが集まる場所へなら、気軽に出かけられるのではないでしょうか。着物を着こなす一番のコツは「着慣れること」です。基本を学んだら、着物を着てどんどんと街へ出かけましょう。きっと良いことが待っているはずです。【関連記事】