伝統的な料理に日本人ならではの感性をプラス
「オースワン(タイ牡蠣のオムレツ)」「クンオップウンセン(シーフードと春雨の土鍋蒸し)」
「スアローンハイ(タイ牛肉のグリル)」
どの料理も、伝統的なタイ料理でありながらも、どこか優等生を想わせる味わいだった。そのワケを聞いてみると、肉だったらタイで使われる部位よりも柔らかい部位を使用したり、油の種類を変えて口当たりを軽やかに、でも旨みと香りはしっかりと、というように、日本人が美味しいと感じる部分をアレンジしているそうだ。
ランチではミニ鶏肉のバジル炒めご飯などもつけられる
この店で、ワタシがもっとも興味をそそられるのは、オリジナルのカクテルである。スパークリングワインをマンゴーで割った「マンゴースパークリング」に、アジア産のミントやバジルが入ったウォッカベースの「ハーブジュレップ」、赤ワインにタイの柑橘系(マナオ)などを加えた「アジアンレモネード」。
タイ料理というと、つい、ビール!となりがちだが、この店では、こんなカクテルたちもまた、テーブルを華やかに演出してくれることだろう。
赤ベースに白い文字の看板が目印。
看板を見て、とりあえず入ってみようか、と足を踏み入れた客は、そんな外観と店内の雰囲気の嬉しい誤算に、きっと得した気分になるだろう。
たしかに、こういう意外性もありかもね。そんなことを思いながら、常に新しいことに挑戦する氏家氏のカオを、店の看板を眺めながらふと思い浮かべたのである。
タイ料理「One Dish Thaiワンディッシュタイ宮益坂店」
所在地:東京都渋谷区渋谷1-8-5小山ビル2階
TEL:03-6419-7350
営業時間:11:30~15:00 18:00~23:00
不定休
http://www.one-dish-thai.com/
地図:Yahoo!地図情報
オフィシャルHP