For 片思い中
好きなカレを偶像化していませんか?
それこそが、自己愛ではなく、「相手をきちんと好きになっている」と言えるからです。
また「与える人が与えられる」と言われるように、「愛する人が愛される」ものなんです。だからこそ、きちんと相手を愛したいものですね。
ただ、一般的な片思いには、実は相手を本当に好きになっていない場合もあります。W・エヴァレットの『生きることと愛すること』(講談社現代新書)では、こういった内容が書かれています。
「空想によって相手をどんどん偶像化していく。しかし、ここに大きな落とし穴がある。本人そのものではなく、この偶像に恋してしまうことが多いからだ」
もし両思いになりたかったら、自分の“願望のフィルター”を通して相手を見るのではなく、そのままの相手をきちんと見ることが大切です。
また一番のテクニックは、「“相手に思いやりをみせる”=相手をよーく観察して、相手の喜ぶことをする」ことだったりします。自分がやりたいことではなく、相手がされると嬉しいことをする、これがポイントです。ただ、それができるようになるためには、まずは自分自身を変えなくてはいけません。
依存心との決別が大切!
恋愛をしたいという人の中には、「寂しい」「つまらない」といった自分の心の隙間を相手で埋めたいという依存心からきていることも多いものなんです。だからこそ、自分が与えるよりも、相手に求めてしまう。でも、相手に求めるばかりだと、相手は奪われそうな気分になり、距離を開けようとするのが現実です。だからこそ、相手の心を掴みたかったら、まずは自分の心は自分で埋められるほどの自立心を持つことが大切なんです。