普通預金と定期預金は、銀行預金の代表選手。それぞれに性格が違いますから、使い方も違います。何がどう違うのか、普通預金と定期預金の違いを金利や金利の種類、預入期間などから比較します。貯金におすすめはどちらなのでしょうか?
<普通預金と定期預金の違い 目次>
普通預金と定期預金の違い1:預入期間
普通預金と定期預金の違いとは?
- 普通預金……いつでも預入、引出ができます。
- 定期預金……いつでも預入できるが、引出(解約)は原則、満期時のみ。預入時に満期までの期間を選んで預けます。満期までの期間は、1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、5年などがあり、最長10年です。
普通預金と定期預金の違い2:金利
普通預金と定期預金の金利は、普通預金より定期預金の方が高くなっています。定期預金の金利は、満期までの期間により異なります。普通預金と定期預金の違い3:金利の種類
- 普通預金……変動金利
- 定期預金……固定金利が一般的
普通預金は変動金利ですから、ずっと預けっぱなしでも、途中で金利が変更されたら、その時点から変更された金利が適用になります。
普通預金と定期預金の違い4:普通預金には決済機能がある
普通預金からは、光熱費やクレジットカード代金の引き落としができます。他の口座に振り込んだり振り込まれたりもできます。こういった決済の機能があります。普通預金と定期預金、貯金におすすめはどっち?
生活費として引き出したり支払いに使うお金は普通預金に。将来のために取り分けておきたいお金(=貯金)は定期預金にというのが自然な振り分け方ですね。ただし、長引く低金利で、どっちにしても大して利息は変わらないと、普通預金に預けっぱなしの人が増えているようです。定期預金は原則満期まで引き出せないので、手元にお金があるとつい使ってしまうという人は、定期預金を活用することをおすすめします。また、お金を分けておく意味でも定期預金を使いこなしたいものです。【関連記事】