実はお得な超短期定期!金利4倍も!
金利の先行きが読めないので、長期間ひとつの金融商品に固定したくない、投資のタイミングを計っている……そんな場合、いつでも引き出せる普通預金にしておく方法もありますが、少しでも高い金利を求めるなら、ひと手間かけて、短期の定期預金を利用する方法があります。人気の2週間満期預金
超短期の定期預金に駆け込み
2週間ごとに満期が来て、2週間分の利息(税引き後)がもらえます。元利継続型を選べば、利息を元本に組み込んで、また2週間預けることができます。金利は預入時点のものが適用されますから、変更されていれば、次の2週間は変更された金利になります。一方、自動解約型なら、2週間後に普通預金に元金と利息が入金されて終了です。
すぐに使う予定がないお金なら、元利継続型にしておいて、次の預け先の情報収集をするのが、おすすめの利用法。また、他の定期預金よりも金利が高いとはいえ、2週間ですから、利息を期待するのであれば、ある程度まとまった金額を預けた方が高金利をいかせます。というわけで最低預入単位は100万円。ただしインターネットでの預け入れは50万円からできます。
インターネット専業の楽天銀行でも2週間の定期預金を扱っています。こちらは、最低預入金額10万円で、金利は0.05%です。
なんと1週間預金も
東京スター銀行、楽天銀行では、なんと1週間預金も取り扱っています。(2016年1月27日時点)- 東京スター銀行「スターワン1週間円預金」 0.21%
- 楽天銀行「定期預金1週間」 0.05%
1週間や2週間の超短期預金のメリットは、解約したいと思ってから1~2週間で解約できる便利さと、それでいて普通預金はもちろん都市銀行などの通常の定期預金よりも高い金利であることです。待機資金の預け先にピッタリ。
投資用資金や、住宅購入の頭金、子どもの学資保険の満期金を入学金や授業料として支払うまでの一時的な預け先として利用できます。
1、2週間の短期の預金が登場したのは、ここ数年のことです。超短期の預金を利用するために取扱い銀行に口座を開くなら、入出金の方法を必ず確認しておきましょう。無料で利用できるATMや、手数料無料の他行振込を活用するのが鉄則です。
では、都市銀行や地方銀行、ゆうちょ銀行の定期預金は、どれくらいの期間から預けることができるのでしょうか?
スーパー定期は1か月から
都市銀行や地方銀行が扱う定期預金と言えばスーパー定期ですね。スーパー定期で一番期間が短いのは1か月。次が2か月。3か月、6か月もあります。インターネットバンキングの契約をしているなら、ネット上で普通預金から定期預金を作ることができるので、気軽に定期預金にすることができます。
ゆうちょ銀行の定期貯金も1か月から
スーパー定期とよく似ているのが、ゆうちょ銀行の定期貯金です。こちらも1か月が最短。次が3か月。6か月もあります。都市銀行やゆうちょ銀行の定期預金は、残念ながら現在は金利が低い状態です。定期預金にするメリットがあるとすれば、普通預金に入っている生活資金と分けられること。期間が短いので、別の金融商品への預け替えがしやすいことです。元利自動継続にしておけば、満期が来るごとに利息を組み入れて、また同じ期間の定期預金が作成されます。
短期の定期預金は単利型
期間が短い定期預金。違いは預入期間だけなのでしょうか? 実は、3年未満の定期預金や定期貯金は、3年以上のものと利息の計算方法が違います。3年未満の場合は単利なのです。これに対して3年以上の定期預金や定期貯金は半年複利で計算します。半年ごとに利息を元本に組み入れ、満期時に一括して利息が支払われます。同じ金利、期間であれば複利の方が利息が増えて有利ですが、そもそも複利の効果が出てくるのは長期に預け入れた場合ですし、短期間で満期がくるのですから、この点は気にすることはありません。
まとまった金額のお金を普通預金に入れっぱなしという方は、目的に応じて、短期の定期預金も検討してみましょう、
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