資産運用

運用実績7%超の新投資ソーシャルレンディングとは(2ページ目)

「借りたい個人」と「貸したい個人」をネット上で結ぶ新しい投資スタイル「ソーシャルレンディング」。2005年頃、英国、米国で誕生し、現在では世界20カ国、1,000億円の市場規模に成長しています。日本でも今後市場規模が拡大しそうです。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

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借入が承認されるのは申し込みの20%以下
さらに個人の信用度をグレードで格付け

AQUSHでは借入希望者のうち借入の承認がされるのは約20%に満たないとのこと。個人の信用力をかなり厳しく審査していると見て間違いなさそうです。

承認された人については、個人信用情報機関(JICC、CIC)から取得したカード利用歴、金融取引履歴、または勤務先や家族構成などの属性をもとに「AQUSHグレード」を作成。5段階の格付けが付与され、AA>A>B>C>Dで信用力が評価されます。グレードが高いほど延滞や貸し倒れのリスクは軽減されます。つまりAAの人は信用度が高いので低金利で、Dの人はやや信用度が低いのでそれなりの金利で融資を受けられる仕組です。
借入希望者の信用度のグレードはAA>A>B>C>Dの5段階。投資家はリスクと貸付金利を天秤にかけて、任意のグレードに投資できる。

借入希望者の信用度のグレードはAA>A>B>C>Dの5段階。投資家はリスクと貸付金利を天秤にかけて、任意のグレードに投資できる。

投資家は匿名組合に参加して貸付
毎月、元本+利息収入を受け取れる

投資家は「低リスクで安全なAA(金利4-8%程度)」、「やや高リスクでリターンも大きいD(金利8-15%程度)」といった具合にどこでも好きなところに貸付できます。

貸付は5万円からで、貸付時は匿名組合に参加して、複数の投資家が借り手と取引し、リスクを分散する仕組です。さらにリスクを抑えるためにAA:40%、A:40%、B:20%といった具合に資金の分散も可能になっています。毎月、元本と利息を受け取れることで、投資の実感を味わえるのが醍醐味のようです。ちなみに投資に必要な経費は手数料月0.125%(年1.5%)とのこと。

リスクを極力を抑え、貸し手と借り手を結ぶソーシャルレンディング。ソーシャル特性を生かした新たな投資として爆発的に利用者が広まる可能性も十分です。興味のある人はAQUSHサイトを一度覗いてみてはいかがでしょうか。


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