注文住宅/建築費用・見積りの読み方を知る

設備機器・建材コストのアップダウンはここをチェック

近年は設備機器の選ぶパーツが増え、さらに商品も多種多様な品揃えをしているので選ぶものによっては建築工事費をアップさせています。設備機器は快適さを肌で実感できるので、選択にはとても迷うところです。うまく選択するコツを学んでいきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

こだわりながら選ぶ 

近年の建物の坪単価はあまり参考にならなくなってきました。その理由は設備機器にあります。以前であれば全体の占める割合は木工事が約3割でした。しかし近年は設備機器の選ぶパーツが増え、さらに商品も多種多様な品揃えをしているので選ぶものによっては建築工事費をアップさせているからです。そうかといって設備機器は毎日使うものが多く、快適さを肌で実感できるので選択にはとても迷う所ところでもあります。それでは実際どんなところにこだわりながら、設備機器や建材選びをしているのかチェックしてみましょう。


自分で選ぶのは1位キッチン、2位バス、3位トイレの順 

下記の表は昨年の注文住宅に関する動向調査で、設備は誰がどのように選んだかを聞いたアンケートをまとめたものです。

※「注文住宅に関する動向調査2011」リクルート調べ

※「注文住宅に関する動向調査2010」リクルート調べ

表の中で一番のこだわりはキッチンで、約半数の建て主が自分で情報を収集して選んでいます。平均金額172.2万円はキッチン本体と周辺キャビネットも含まれているので若干高いと感じられますが、満足を得られれば高くとも取り入れていこうとすることが読み取れます。

全体的にキッチン、バス、トイレなどはショールームに言って実物を確かめて選んでいる人が多いようです。特にこの3つの機器は毎日使いますので他の商品と比べて関心も高いのです。この傾向は今後もっと増えて、事前にネットで調べてショールームは確認の場になっていくと思われます。


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