「カルピス卒業世代」がいる
子供の頃、カルピスを飲んだ記憶がある。というか、確かに飲んでた。
カルピスに関しては「懐かしい」とか「親しみやすい」というイメージを持っている人が多いという調査結果が出ています。これが何を意味するのかというと「カルピスは今のものではなくて、過去のもの」という考え。特に子供を持つ世代なんかは「カルピス卒業世代」かもしれません。私が「昔飲んだな」と思ったように。要するにカルピスを買う側からすれば、「自分は飲まないかな」ということになってきて、市場が小さくなっていました。
カルピスとのコラボ企業
しかし、ここ最近ではカルピスがV字回復をしています。そのきっかけが他企業とのコラボ。最近では国分(非上場)の子会社である日本橋菓房とのコラボ商品「カルピスもち」があります。山崎製パンとはカルピス蒸しパンやふんわり食パンのカルピス味。江崎グリコとは「カルピスガム」、エイワとの「カルピスマシュマロ」など、複数の商品があります。お菓子だけではなくて、居酒屋などにもメニューの提案をしたり。
カルピスが飲み物だからといって、食品メーカーとのコラボだけだと思ったら大間違い。ジュン(非上場)のロペピクニックからは、あのドット柄の服が発売されていました。
カルピスブランドを守れ
カルピスを飲んだことがある日本人の割合は「99.7%」という調査結果があります。これはすごい。逆に飲んだことがない人を見つける方が大変なくらいの割合の高さです。しかしながら、これだけみんなが飲んでいるということはかなり強いブランド力があることには違いないので、コラボするときには、ブランドを守ることがとても重要。ドットの数や配置にまでこだわるそうです。というか、そこまでやるから「カルピス」ブランドなのであって、あの青いドットがなかったらきっとカルピスではないんだろうなと思います。これからどんな商品が出てくるのか、楽しみではあります。
もしかしたら、「カルピス鍋」とか「カルピス豆腐」「カルピスカレー」なんか出てくるかも。