Mac OSの使い方/Macの設定・管理

iCloudの登録方法と注意事項(2ページ目)

iCloudは異なるデバイスのデータを同期することができる便利なサービスですが、使い方を誤ると思わぬデータ消失にも繋がるため、注意が必要です

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

登録は「iCloud 環境設定」にApple IDでログインするだけ!

iCloudの利用方法はとっても簡単。MacならばMac OS X Lion v10.7.2にアップデートして表示される「iCloud 環境設定」にiTunes Storeで利用しているApple IDとパスワードを入力するだけ。
iCloudログイン

iCloudに対応したOSでApple IDとパスワードを入力するだけ!


※注意事項
iCalのカレンダー情報が一部削除されるため、iCloud 環境設定にApple IDを登録する前に、iCalのデータをバックアップしておくことをおすすめします

なお、Mac以外でもiOS5にアップデートしたiPhone/iPod touchもしくはiPadなら、設定アプリを開いて「iCloud」項目から登録できます。Windows Vista以上のユーザーならば「iCloud コントロールパネル」をインストールすることで利用可能。細かい設定方法はAppleのサイトを参照してください。


無料のメールアドレス「~@me.com」を手に入れよう!

iCloudに登録すると、「任意の名前@me.com」という無料のメールアドレスが手に入ります。ブラウザ上でもメールチェックできて、広告などが一切表示されないので予備のメールアドレスとして便利に使えるでしょう。

Mac OS X Lionならば、iCloud 環境設定で「メールとメモ」をオンにするだけで自動的にMailに設定されますが、他のIMAP対応メールソフトでも送信サーバー/受信サーバーの設定さえ正しく入力すれば利用できます。

※送信サーバー/受信サーバーの設定については、Appleのサポート情報を参考にしてください。


「~@me.com」はiChatのアカウントとしても利用できる

上記メールアドレスと同じアカウントをiChatに設定すると、チャットアカウントとして利用することができます。設定方法はアカウントの種類を「me.com」にして、iCloudのメールアドレスとパスワードを入力するだけ。
※パスワードはApple IDのものと同じです

iChatアカウント

MobileMeの機能として利用可能だったiChatアカウントもiCloudで利用可能です



なお、iPhoneなどのiOSのみで利用可能な「iMessage」は、Apple IDのメールアドレスに対して送信するという異なる仕組みのため、MacのiChatからは利用できません。


「どこでも My Mac」で忘れ物をしても安心

iCloudにはMacオンリーのサービスとして、「どこでも My Mac」があります。これは、外出さきからMacの共有フォルダにアクセスしたり、画面共有しておけばリモートコントロールができるというもの。難しいルーターの設定を変更しなくても利用できるので、だれでも簡単に利用できるのが特徴です。

どこでもMyMac

ここの設定に加えて、システム環境設定の「共有」でファイル共有などの設定を変更します


→ それぞれのサービスで注意したいこと
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