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中国、南アフリカ…金の産出世界一はどこの国?

近年、価格の上昇によって、金に注目が集まっています。ところで、金は一体どこの国で掘り出されているのかご存知ですか?金の産出国はどこの国なのかを解説します。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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近年、価格の上昇によって注目を集める金。金がどこで掘り出されているのか、皆さんはご存知ですか?
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日本でも1980年代頃には、コインブームが巻き起こりました。


その昔は日本でも金が掘り出されていました。マルコ・ポーロの「東方見聞録」を聞いたことがある人も多くいると思います。「東方見聞録」では、日本が黄金の国「ジパング」として紹介されていたほどですから、相当な量が掘り出されていたのかもしれません。

しかし、金のほとんどを掘り尽くしてしまい、日本の金はほとんどなくなってしまいました。

金の産出世界一は中国

外務省の「世界いろいろ雑学ランキング・金の産出量の多い国」によると、2009年の金の産出ランキングが下記の通り紹介されています。
  • 1位 中華人民共和国(中国) 32万0,000
  • 2位 アメリカ合衆国(米国) 22万3,000
  • 3位 オーストラリア 22万2,000
  • 4位 南アフリカ共和国 19万7,698
  • 5位 ロシア 19万0,693
上記の通り、金の主要産出国としては現在、中国や南アフリカ共和国、アメリカ、オーストラリア、ロシア等が挙げられます。中でも、金を一番産出している国は中国です。2007年に金の産出量世界一になりました。

最近、パソコンや携帯電話等の電器製品で使われるレアメタル(流通量や使用量が少ない希少な金属)ついての報道等をよく見かけるようになりました。中国は近年、金以外にもレアメタル等の産出が盛んに行われています。広大な国土ですから、地下資源もきっと豊富なのでしょうね。

中国が世界一になるまでは、産出量が一番多かった国は南アフリカ共和国でした。「クルーガーランド金貨」と言うのを聞いたことがある人もいるかもしれません。クルーガーランド金貨は、南アフリカ共和国が発行していた投資用金貨のことです。

南アフリカ共和国も、中国同様に地下資源が豊富な国の一つです。しかし、他の産出国の著しい追い上げや施設の老朽化、資源の低下等によって、世界シェアは低下しつつあります。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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