日本でも1980年代頃には、コインブームが巻き起こりました。
その昔は日本でも金が掘り出されていました。マルコ・ポーロの「東方見聞録」を聞いたことがある人も多くいると思います。「東方見聞録」では、日本が黄金の国「ジパング」として紹介されていたほどですから、相当な量が掘り出されていたのかもしれません。
しかし、金のほとんどを掘り尽くしてしまい、日本の金はほとんどなくなってしまいました。
金の産出世界一は中国
外務省の「世界いろいろ雑学ランキング・金の産出量の多い国」によると、2009年の金の産出ランキングが下記の通り紹介されています。- 1位 中華人民共和国(中国) 32万0,000
- 2位 アメリカ合衆国(米国) 22万3,000
- 3位 オーストラリア 22万2,000
- 4位 南アフリカ共和国 19万7,698
- 5位 ロシア 19万0,693
最近、パソコンや携帯電話等の電器製品で使われるレアメタル(流通量や使用量が少ない希少な金属)ついての報道等をよく見かけるようになりました。中国は近年、金以外にもレアメタル等の産出が盛んに行われています。広大な国土ですから、地下資源もきっと豊富なのでしょうね。
中国が世界一になるまでは、産出量が一番多かった国は南アフリカ共和国でした。「クルーガーランド金貨」と言うのを聞いたことがある人もいるかもしれません。クルーガーランド金貨は、南アフリカ共和国が発行していた投資用金貨のことです。
南アフリカ共和国も、中国同様に地下資源が豊富な国の一つです。しかし、他の産出国の著しい追い上げや施設の老朽化、資源の低下等によって、世界シェアは低下しつつあります。