クラス感のあるコーディネートをつくるには?
EICHHOLTZのコーディネートは一見ナチュラルテイスト。白のソファをリビングの中心に据え、テーブルなどはちょっとアンティークっぽい自然素材を用いることで、落ち着ける雰囲気に。それだけで終わるとカントリーテイストのインテリアに傾きがちなのですが、そこにシルバーを組み合わせることで、一気にクラス感を高めます。ナチュラルテイストのシルバー使いは、さりげなく。前のページのように、壁のコーディネートアイテムにはシルバーを積極的に用い、照明や壁のアートフレームもシルバー系でまとめます。花を飾る際にはシルバーのトレイを活用。あまりにもメタリック感が過ぎる場合は、グリーンや小物でバランスを取ります
シルバー系って冷たい印象なのでナチュラルとは合わない、なんていうのは思い込み。たとえば、旅行なんかでヨーロッパのお城なんかに行くと、真鍮やシルバーの小物がたくさん使われていますよね。あんなイメージです。リッチなインテリアを実現させたいなら、シルバーをある程度のボリュームで取り入れてみましょう。
モダンテイストのメタリック使い
EICHHOLTZの展示エリアでは、いくつかのテイストでインテリアコーディネートの提案があったのですが、いずれもメタリック素材を効果的に使っていました。もっとモダンな感じのコーディネートでは、ブルーの壁紙に白のソファ、壁には縦長の鏡を並べ、ローテーブルは鏡面仕上げのメタリックを組み合わせ。同じ白いソファでも、組み合わせるアイテムが違えば印象もガラリと変わります。ほんのちょっとインテリアアクセサリーをプラスするだけで垢抜けるこのセンス、見習いたい! バイヤーさんは、最新デザインを探しに来るほか、それらをどう使えばいいのか、というコーディネートのコツも同時に学んで帰ります。提案力のあるショップは、こういった展示会を通じてセンスを磨いているのです
ここで止めると冷たい印象ですが、ローテーブルに大きめのキャンドルホルダーを置き、火をともすことで柔らかさを出していました。EICHHOLTZ以外のインテリアブランドのブースでも同様にシルバー使いが多く見られましたので、今後要チェックの素材と言えるでしょう。
次のページでは、ワンランク上のインテリアに効果的なアイテムをご紹介します。